- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040701431
作品紹介・あらすじ
五年前。折紙の両親が精霊に殺され、琴里が精霊になった運命の日。そして精霊化した鳶一折紙が壊れた絶望の日。その最悪の結末を回避するため、五年前の天宮市に降り立った士道の目的はひとつ。世界を変えること。
感想・レビュー・書評
-
表紙は折紙だけど、狂三がほぼメインでは?
最高の折り返しです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『デート・ア・ライブ』第11巻。
幼い頃に精霊の攻撃によって両親の命を奪われた折紙。両親を救うため、狂三の力で5年前の過去の現場にタイムトラベルした折紙は、事件現場に居合わせていた精霊<ファントム>に攻撃を仕掛ける。そんな<ファントム>へ追撃する最中、自身の攻撃が両親に直撃してしまう。幼い過去の自分に憎しみの眼を向けられた折紙は、両親の命を奪ったのが自分自身であったことを知って絶望する。そして、現在へと戻った精霊・折紙は、"反転体"となって、街中に死の雨を降り注いだ。
折紙が"反転体"となった原因は、彼女が視た過去にあると推察した狂三は、同じように士道を5年前の過去に送り込んだ。そこで士道は、折紙が目の当たりにした絶望を知り、その歴史を変えようと奔走するが―――。
考えればいくらでも矛盾点が出てくる、何かと扱いが難しいタイムパラドックスもの。まあ本シリーズがそれを主題としているわけでもないと思うので、エピソードを盛り上げるシーズニング程度に楽しむのが吉かと。とはいえ、今後描かれるであろう狂三のエピソードでは主軸になりそうなので、簡単に流す訳にもいかないか。次巻以降の改変後の世界がどのように描かれるか、注目しておきたいところ。
えと、318頁2行目の「対"照"的」は「対"称"的」ではないだろうか。あと、325頁最終行の「今のは愛ではない、依存だ。」は「今"まで"のは愛ではない、依存だ。」の間違いかと。出版される本で誤字脱字は稀と思っていたのだが、このシリーズは妙に目に付くなぁ。 -
鳶一が黒から白になる話。
なんやかんや言うて世話してるきょうぞうの方が目立ったかも。
何にせよ、元の鳶一に戻って良かった。 -
友人がいった言葉に「ハッピーエンドで終わらない作品は駄作だ」といったものがある。私も同感。
無事鳶一も帰ってきて、記憶も元に戻るというやや強引だけどhappy endで終わってよかった。
さぁて、このハーレム展開にどう決着をつける。
おそらくファントムさんを封印、あるいは士道がどうなるかだなぁ。 -
前回から引き続き、狂三と協力して過去改変を行うとする。
反転した折紙を救うことができるか?
そして改変された世界でどうなってしまうのか?
過去改変編、完結。 -
表紙は本当に可愛いんだけど、これ折紙なんだよなあ(困惑)
まあ大体予想通りの終わり方でしたね。スカッとした感じがなくてややもやってるんですけど、仕方ないんですかね。やっちまったことをなかったことにはできないもんな。
しかしこの世界の時間線はどこからどうつながってるんですかねえ。 -
ペロペロエルゴスムってヒドいな(褒め言葉)。つか、あの変態って愛ゆえの境地じゃなくて、本能だったことに驚いた。それはともかく、色々と不遇だった折紙がちゃんと攻略ルートに入って良かった良かった。
しかしこのシリーズ、挿絵に気合い入り過ぎ、GJ。 -
あれ、デビル折紙さんの方が魅力的なヒロインに見えるぞ…?もう反転したままでいいんじゃないかなんて思ったんだけど同意者求む(笑)前巻(10巻)でなかなかヘビーな過去だった折紙ですが、展開的にはいつもの“デート”ですかね。精霊がヒロインの時よりも普通の人間に近い分、デート感が増してた気がします。…まぁ隠し切れない本性はさておいて(笑)ファントムの初挿絵もありつつ幕を引いた折紙編、狂三の動向も気になるし、さて次はどうなる。