女装王子の聡明にして華麗なたくらみ (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/富士見書房
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本棚登録 : 54
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040706528

作品紹介・あらすじ

隣国へ戻ったセレスタに想いを募らせるルイーゼ。そんな折、兄に隣国への使者を命じられる。しかし、意気揚々と赴いたルイーゼを待っていたのは……セレスタと他の男のお見合い話!? 女装王子、再びたくらみます!

感想・レビュー・書評

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  • 前作に引き続き、品がなくて雑すぎるんですよね。登場人物も、ストーリー展開も。
    好きな人に代わってお見合いに女装して出るのは、聡明でもなんでもないですよ。
    っていうか、非公式なのか何なのかわからないけど、皇太子と王女の見合いだというのに当人同士と護衛だけでの面会なんてありえないでしょう。
    他にも色々と、国としてそれどうなの、なシーンが盛り沢山。
    ルイーゼはもちろんぶっ飛んでいるけれど、キュリアーゼ王家もたいがいおかしい。
    そもそも、ハーレイが前回シャリア王国に多大なる迷惑をかけているわけですよ。それなのに、アルザードはじめキュリアーゼ王家の男性どもはみなルイーゼを毛嫌いしている、なんて厚かましすぎやしませんか。いくら前回の最後の辺りでもルイーゼがぶっ飛んでいていい印象がないにしたって、普通は身内が迷惑をかけて申し訳ない、とするのが当然なのでは。
    そして今回も、身内のしでかしたことをあっさりルイーゼのせいにしようと結論づける浅はかさ。
    こんなのが隣国だなんて、シャリア王国は災難です。今後も何されるかわかったもんじゃない。

    まぁ、今回でこの話は終わりのようですが。
    他の方のレビューでは、ラファエルの気持ち悪さを書いてるのが多いんですけど、私としてはキュリアーゼ王家のクズっぷりが気になりました。ラファエルなんて、むしろこういうドタバタしたストーリーにはよく出てくるキャラじゃないかな、と思うんですけど。

  • 元の性別に戻って、姫君といちゃいちゃ…と思いきや
    彼女に別の男との縁談が!?

    好きです結婚しましょう、と本人達だけで終わらない身分。
    えっちらおっちら乗り込めば…ですが
    家族ならば、確実にやるでしょう。
    というか、よくもこんな男を選んだものです。
    知り合いになるにも、夫にするにも
    お断りしたいですが…まぁ人それぞれ?

    これ以上はない、と思っていた主人公の性格ですが
    上をいってしまった、今回の縁談相手。
    確実に、人としてもてあまします、この性格。

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著者プロフィール

第26回冬期ファンタジア大賞で銀賞を受賞。『女装王子の深遠にして優雅なたくらみ』(富士見L文庫)でデビュー。とうとう最終巻となる七巻が発売となりました。応援いただき本当にありがとうございます。

「2022年 『榮国物語 春華とりかえ抄 七』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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