薔薇十字叢書 天邪鬼の輩 (富士見L文庫)

著者 :
制作 : 京極 夏彦 
  • KADOKAWA/富士見書房
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本棚登録 : 254
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040707150

感想・レビュー・書評

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  • なんと!!
    京極夏彦さん公認で二次創作小説『百鬼夜行』公式"薔薇十字叢書"が出るとは\(◎o◎)/

    旧制第一高校での中禅寺(京極堂)、榎さん、関口の出会い。
    高校に入って鬱っぽくなった関口に声をかける中禅寺。
    中禅寺を介して先輩の榎木津とも知り合う。
    少し高校生活に彩りが出てきたかな?と思った矢先
    榎さんが女学生を妊娠させたと噂が出て謹慎処分に…
    お相手の女学生も行方が分からなくなり
    中禅寺と関口は真相を解明するために立ち上がる!!

    話の内容は予想が付く展開なんだけど、
    なんと言うか…
    3人とも青い!!青臭いよ!! (/ー\*) イヤン♪

  • 若い。
    全く別ものの話だし雰囲気だけど
    読みやすく微笑ましい。

  • 「百鬼夜行」公式シェアード・ワールドシリーズ『薔薇十字叢書』。百鬼夜行シリーズ新刊が出ない今、パスティーシュシリーズで糊口を凌げとでも……第一弾の著者と装画は…買ってしまうじゃないか…。
    しかしまぁすごい勢いで出るのでどこまで買うべきか悩むところなので、とりあえずは安定の愁堂さんと佐々木さんのを購入。装画がまた遠田さんととれしばさんで買うしかない。

    で、まずはこちらから。遠田さんの表紙が美しすぎてどんな耽美な学生時代なんだとつっこみながらニヤける。そんなキラキラなイメージと相まって、いくらまだ若かりし頃とはいえど、中禅寺と榎さんが優しすぎてこそばゆいったら。皮肉めいた言葉など本家の容赦無い感とは比べ物にならず…ああこそばゆい。
    薔薇十字叢書の「世界観と登場人物を生かして」というところが、あくまで別次元パラレルとしていいのか、同次元のスピンオフとしていいのか微妙なところではあるんですが、ラノベ文庫の方で出てるのとかはパラレルって書いてあるし、別次元でいいのかな。

    しかし愁堂先生のペンネームというかきっかけ自体思いっきり百鬼夜行シリーズだったとは(無知ですみません)、それはもうこの企画参加はさぞ感慨深いだろうなぁと微笑ましく。

    あんまり内容に触れてませんが、とにかく良くも悪くもまだまだ「普通」の3人が見られますので、ニヤニヤしたい人は是非。

  • 京極氏公認同人誌、といった感じ。内容もそれほど深いわけでもないのですぐに読めます。京極堂シリーズのキャラが好きで、少々キャラのイメージが違っても許せるならどうぞ。京極達の学生時代をそこそこ脳内補完出来るかも?

  • すごく読みやすかった。
    登場人物がすんなり入ってきたのは、先に読んでいた『桟敷童の誕』(佐々木禎子)のおかげか?

    遠田志帆さんのカバー絵はきれい!

  • 関口、中禅寺、榎木津の学生時代の話(^^)三人とも出会った時から、鬱で博識で破天荒だったんだな~(^^;)藤牧が登場した時「おっ‼」と思った(^o^)

  • 京極堂・関口・榎木津の高校時代の出会い。友達連呼だ。青い、青いよ!青い春だよ。榎さんのキャラに若干違和感あったけど、「面白ければ何でもアリなんです。」だな。

  • 中禅寺、榎木津、関口の学生時代の話。

    ちょっと中禅寺が周りから持て囃されすぎてるとか、原作では名前しかでてきてない総一郎が結構でてくる…など若干引っかかる部分もありますが、そういうところはあまり気にしないよ、スルーできるよという人にはおすすめかな…。
    話自体は読みやすくて面白かったと思います。

    最後に私の想像なんですが、三人、特に中禅寺は素直に友情とかを口に出したり表したりってことはしないような気がしてたので…青春感というか友情が結構素直に表に出てたのにはちょっとびっくりしました。
    まさか『友人』という発言があるとは…。
    ただ、若い頃ですからね。青春時代だからと考えるならそれもありなのかも…?

  • 本家シリーズは姑獲鳥とかコミック数冊しか読んだ事がないので、導入みたいな気持ちで新鮮に読めました。本家をウィキってみると、三人の関係性が少々美化されてる気がしないでもないですが、友情の芽生える青春は非常に好ましいです。これを読んだ事で本家への興味が湧きましたが、その前に「KADOKAWA×講談社」で刊行されるこちらのシリーズを追ってみようと思います。

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著者プロフィール

12月20日生まれ、射手座、B型。2002年、『罪なくちづけ』でデビュー。BLや女性向け小説など幅広く執筆し、「たくらみ」シリーズ、『忘れない男』に始まる「警視庁特殊能力係」シリーズなど、人気シリーズを多数持つ。

「2023年 『先輩と僕 総務部社内公安課 FILE 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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