- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040724485
作品紹介・あらすじ
フレンチシェフの眞琴が始めた“お弁当代行屋”にやってくる「忘れられないお弁当」を求める人たち。眞琴は依頼人の思い出の中からレシピ、味付け、そして想いを読み解き、“あの味”を再現していく――。
感想・レビュー・書評
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最近このジャンルの本増えてるせいか あまりに安易なのが目につくようになって残念…と思っていたけれど これは 久しぶりにきっちり涙腺がじわっと緩むようなしみじみしたいい話ばかりだった。料理もきちんとしてるし。
料理ってすごい愛情手段だなぁ。
お弁当ってその最たるものかも。
だからこそ 手が込んでても混んでなくても
えーっと思うようなものでも
忘れずに 何かの折に思いだしたり
良くも悪くも 笑い話になったりするんだろうなぁ。
続編が出れば読みたいケド できたら この2人の恋愛は必要ないってことと ムスコちゃんのことは 遠い将来の最終話までお預けにしておいてほしいってこと希望。その方向でお願いします 笑。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お弁当代行屋を営む真琴と義理の甥の陽仁は、お弁当を届けるだけでなく、依頼人のギクシャクした親子関係、夫婦関係までほぐしていく。
大切な人と、記憶に残る食をともにしたい、積み重ねていきたいと改めて思った。 -
アレルギーも誰かと生きていくことも、たいへんなことだと思う
想いが伝わって、みんな笑って生きていけるといいなと思う -
心暖まるほろっとした話でした。
アレルギーの話を読んでいて、いかに自分が無知かを思い知らされました。
その食品に入っていなければ良いと思っていましたが、原材料も遡って考えなければいけないなんて…。
老夫婦のお互いを思いやるが故のすれ違いにも涙が出ました。こんな素敵な夫婦になりたいですね。
もっと読みたくなるような内容でした! -
うおぅ、ここで終わるのか…
これシリーズものだったりする?
ちょっと前に読んだものもお弁当屋さんだったな。お弁当屋に縁があるのかな?なんて、食べ物が絡むお話を好んで選んでいるのだから当たり前か。
私個人は、お弁当にいい感情は持っていなくて、ちゃんとしたお弁当箱を見るだけで嫌な気持ちになるからタッパーを使うくらいなんだけど、
こうしてお話になっているといつもホッコリする気持ちになるから不思議よね。
市販のお弁当とはまるで違う、各家庭の味、味だけではなく食べた時の思い出、感情、記憶までも深く刻みつけられて思い起こすことになる。まさにそれが苦手なんだよね。そこを良い風に解釈するとこういうお話になるのかなあ。
最後の年配のご夫婦のお話は、涙が出た。嫌いとか感情じゃなくて、ただシンプルに相手への思いやりや愛が発端となった行動は年代問わず感動しますね。 -
面白かった!
続きがみたい! -
それぞれが良いお話で、ホロリと。
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心があたたかくなるお話でした。美味しいお弁当食べたい
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種明かしを後半に持っていこうとし過ぎて変に回りくどいと思う部分もありますが、全体的にかっちりした料理物という印象。
かっちりし過ぎな気もするので、もうちょっとキャラの個性が活きると良いかなと思います。 -
アレルギーの話はここまで考えないといけないのね
という驚きがあるものでとても勉強になりました
食品アレルギー恐るべしです
今後 お父さんが乗り越えていけるのか
気持はいけても 実際の食事はどうなのか
ちょっと心配になりました