こちら黒宮警備、オカルト対策班 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040736778

作品紹介・あらすじ

運無く貧乏にあえぐ凛子は、無感情な御曹司・七々瀬との出会いで黒宮警備で働くことに! 業務は悪霊にまつわる警備をこなす班!? 嫌がる凛子だが、持ち前の職業知識と機転による思いがけない活躍に目を付けられ……
【御曹司だけど無感情な上司とともに、あなたを悪霊から守ります!?】
 有望な柔道選手だったが、不幸が重なり引退した凛子(りんこ)。堅実な道が一番だ!と、就活とバイトの日々を送っていた。おかげで色々な職業知識は豊かになったけれど、やっぱり優良企業に就職したい!!
 そんなとき無表情な御曹司・七々瀬(ななせ)と出会い、警備会社にスカウトされる。幸運と思いきや、配属先は悪霊対策をこなす班だった!
 凛子は怯えながらも、持ち前の機転と柔道技で悪霊の成仏に一役買う。さらに、七々瀬が感情を失ってさえ悪霊浄化に打ち込む事情を知り――。過去の自分に重なる彼のため、凛子は現場で奮闘する。

感想・レビュー・書評

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  • 凛子が出来る子なのに自覚がなくて、とにかく全力で頑張る姿勢に好感が持てる。
    七々瀬の態度が酷いのも理由がちゃんとあるので納得できます。幽霊に関してはそんなに深く背景があるわけではないので、そんなに怖い事も無く二人のやり取りを楽しめる。

  • 凛子ちゃんがたくましくていいね!たくましい女の子好き

  • 無感情の割に勘違いさせる発言が多い御曹司殿に振り回される凛子のドタバタぶりが可愛くもあり不憫でもあり。
    元オリンピック候補生だったこともあって腕っぷしはいいのに、オカルトには弱い。
    弱いのに、頼まれたら嫌と言えず、かなりハードな現場にも出向く彼女。
    何と健気な。
    うっかり彼の目の前で除霊してしまったばかりに。
    悪い男を見抜く力はあるのに、逃げられない性。
    いや、彼は悪い人間ではないんだろうが。
    元々凛子に対する感情振り切れてるから……(但し自覚がない)

    ラストの話には別作品のキャラたちも登場。
    そちらは読んでいなかったのですが、こちらの主役を食う勢いでこれまた濃いキャラたちで。
    美形に振り回される不憫女子が2人に……
    相手は非常に怖く厄介な相手だったけど、今後の顧客にも繋がったようだし、winwinだったのか、な?

    尚、個人的には主役2人より御曹司のお姉さまの恋がどうなるのか、そちらの方が気になりました。
    報われて欲しいけれど、今の関係性もおいしい気がするし、悩ましいところです。

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著者プロフィール

2012年作家デビュー。乙女ゲームの脚本や『残酷王の不器用な溺愛』(ソーニャ文庫)をはじめ、キャラクターの魅力が生き生きと描かれた作品で好評を博す。思わず吹き出してしまう会話劇や、主人公たちがストーリーを経て成長していく様子がコミカルに描かれ、読者を惹きつけてやまない。

「2022年 『桜花京用心棒綺譚 花咲く都の冥中将』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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