かくりよの宿飯 十二 あやかしお宿の回顧録。 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 367
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040742786

作品紹介・あらすじ

 あやかしお宿「天神屋」に嫁入りし、大女将見習いとして働く葵。彼女のもとに、現世へ留学するあやかしたちからの相談が寄せられていた。隠世と現世の交流が増えたことで、その分お悩みも増えていたのだ。葵は自らの体験を振り返り、人とあやかしが共に暮らすコツを手紙にしたためることに。するとそこへ大旦那もやってきて、昔話に花が咲いていき――。
 葵が隠世で生きる決意をした日の裏話。天神屋創立に馳せた大旦那の想い。そして知られざるチビの大冒険。葵とあやかしたちが過ごした、ささやかな日々の回顧録。

感想・レビュー・書評

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  • 短編で読み易いです。

    かくりょで、大旦那様の嫁として生きようと決めた葵が、あやかしたちと過ごした日々を振り返ったお話。

    これで終わりかと思っていましたが、あとがきに愉快な社員旅行をお届けできるよう頑張りますと、書いてあります。

    乞うご期待‼︎

  • 「かくりよの宿飯」シリーズ12巻は、今までにいろんな媒体に掲載された短編に、書き下ろしを加えた番外編のような1冊。
    友麻碧さんの他シリーズとのコラボ話もありますが、そちらを読んでいなくても読める短編になっています。
    本編はじめの頃の話、本編終了後の話のどちらも終了されてますので、10巻までの本編を読み終えてから手に取られるのをオススメします。
    今回は(というか今回も?)大旦那様はど〜んと表紙に登場しておりますので、探さなくて大丈夫!なところもストレスなし!!(以前の巻では大旦那様どこ??の巻が存在)

    12巻のいっこ手前、11巻は本編終了後の後日譚集でしたが、わたしはそちらよりも12巻のほうが好きです。
    なんでだろ??とその理由を考えてみると、「回顧録」なせいかもしれないな…とおもいました。
    つまり本編後の話だけでなはなく、本編初期の設定でのお話も入っているので「懐かしい…」となるんですね。
    この「懐かしさ」、あとチビのあざとさ(笑)(←現世生まれの非力なチビ河童)が好きなんです、ええ。

    13巻以降も出そうな雰囲気を醸し出されていますので(いわゆる第2部にあたりそう)、たのしみです。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    それにしても、大旦那様って理想の旦那様すぎる…
    オトナの余裕・包容力がありつつ、実際強いのに葵ひとすじ!
    でもおちゃめな面ありの美青年で、経済力もありまくり(笑)
    こんな人いる?!いや人じゃなかった、鬼だった…
    くそう、葵がうらやましすぎる…(あっ、つい本音が…)

    • こゆきうさぎ148さん
      マリモさん
      コメントありがとうございます&本編完読おめでとうございます!!感想読んでて、もっかいラストあたりを読み返したくなりました(^^)...
      マリモさん
      コメントありがとうございます&本編完読おめでとうございます!!感想読んでて、もっかいラストあたりを読み返したくなりました(^^)しあわせいっぱいの読後感が、本当にいいですよね♪

      11巻は本編のその後、12巻は本編初期〜終了後までの短編集(書き下ろし含む)という感じで、その後が読めるのはうれしかったのですが、本編で胸いっぱいになった身には内容がライトめでした(汗)

      第2部は12巻あとがきによると引き続き葵たちが主人公のようですが、練りに練に練ってまたお話が続いてくれるといいなとおもいます(^^)ラブラブなふたりをもっと見たい!!!
      いつ出るのか、とってもたのしみです♪
      2022/12/14
    • マリモさん
      こゆきうさぎ148さん
      おぉー、主人公は葵のままなんですね!
      夕がおのその後も知りたいし、楽しみです。そうそう、本編ではまだラブラブが足りな...
      こゆきうさぎ148さん
      おぉー、主人公は葵のままなんですね!
      夕がおのその後も知りたいし、楽しみです。そうそう、本編ではまだラブラブが足りないですからねー、大旦那様とのラブ成分ももっと欲しいですね♪

      (はっ、尻からとんぼじゃなくて尻切れとんぼです!ごめんなさい、恥ずかしい間違いを!笑)
      2022/12/14
    • こゆきうさぎ148さん
      マリモさん
      変換あるあるですよね(笑)!わたしもよくやります〜!!(^^)でも尻からトンボ、斬新な表現でいいとおもいます!!

      本当に、ラブ...
      マリモさん
      変換あるあるですよね(笑)!わたしもよくやります〜!!(^^)でも尻からトンボ、斬新な表現でいいとおもいます!!

      本当に、ラブをもっと!ラブをもっと!!!とおもいます。どんだけラブに飢えてんだわたし(笑)
      でも葵は最近の作品には珍しく、なよなよ悲劇のヒロインじゃないし、ガッツも度胸もあるけど素直で優しいし、そういう子なので応援したくなります\(^o^)/
      マリモさんの他の本の感想も、引き続きこれからもたのしみにしています!
      ではでは〜♪
      2022/12/14
  • 2022年3月富士見L文庫刊。書き下ろしのお涼のダイエット計画、マッド菜園ティスト静奈、葵,探偵になる、の書き下ろし3編に2015年4月〜2019年9月に書かれた刊行特典版、カクヨム版、寄稿版を加えた構成。話の殆どを占める刊行特典系の多さに驚きです。凄いなぁ。軽い内容のショートストーリーばかりですが、まとめて読めて良かったです。

  • 【収録作品】プロローグ/隠世で頑張ると決めた日/夕がお前日譚/カマイタチの朝食/葵と大旦那の妖都土産散策/白夜と管子猫とメロンパン/お涼のダイエット計画/マッド菜園ティスト静奈/大旦那とチビとじゃがいも/チビと天神屋のあやかしたち/大旦那と白夜と着物/葵と銀次とインスタントラーメン/大旦那、旧友とコンビニグルメについて語らう。/大旦那様が我が家に一泊した話/葵、大旦那様の看病をする。/葵、探偵になる。/エピローグ/かくりよの宿飯アニメ化記念ショートストーリー/かくりよの宿飯×浅草鬼嫁日記その/かくりよの宿飯×浅草鬼嫁日記その2

    書店特典などのショートストーリーをもれなく集めたものとのこと。『浅草鬼嫁日記』とのコラボ短篇や書き下ろしもあり。特典のショートストーリーという性質上、重複が多い。これはファン用かな。

  • その後のではない、あの時々の葵を取り巻く短編集。物語は終わっていてもこんな風に番外編が出るのは懐かしい人に会えるようで嬉しい。

  • ショートストーリーを集めたもの。
    葵がデレてる場面があって新鮮。

  •  書店特典などの短編を纏めた短編集。1話あたりがとても短いのでサラッと読めました。

     お気に入りは鬼嫁とのコラボですね。馨と大旦那様のコンビはお気に入りです。
     その流れで浅草に天神屋の社員旅行で行く番外編がとても楽しみです。身内だけの大旦那様と葵の結婚式も今から待ち遠しいです。

  • 本編終了して
    短編集プラス
    おまけの詰め合わせです。
    ひさしぶりにこのメンバー懐かしかった。

  • ショートストーリーと言う名の美味しいとこ取りの詰め合わせ
    どの小噺も可愛らしく、そして美味しそう!
    今までの特典や、今巻の為の書き下ろしを収録した沢山の小噺
    特典に関しては読んだことが無かったので、今回読むことが出来て本当に嬉しい!
    あとがきに『次』があるような文があったので、凄く凄く嬉しくてたまらない
    大旦那様と葵ちゃんの結婚式の話とか、そして子供の話とか読んでみたいなと思うのです

  • 事実上のシリーズ最終巻、番外編の短編集。
    前作が少しビターだったので、かくりよらしい内容で良かったです。最初の方の短編は初期のノリで懐かしかったです。それにしても葵って、大旦那様に結構塩対応だったんですね。葵の活躍メインのシリーズなので気づかなかったよ…でも、最後に葵の嫉妬が見られたので安心しました。

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著者プロフィール

福岡県出身。小説『かくりよの宿飯』シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開する。ほか代表作に『浅草鬼嫁日記』『メイデーア転生物語』(富士見L文庫)、『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』(幻冬舎文庫)、『水無月家の許嫁』(講談社タイガ)などがある。

「2023年 『メイデーア転生物語 6 片想いから始まる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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