ルールを変える思考法 (角川EPUB選書)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040800035

感想・レビュー・書評

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  • 実名によって他者との関係性をつくっていた場合には、そのコンテンツに飽きたときにも使用をやめない cf. メールアドレス、携帯電話

    ユーザーに対して、常に新しいパターンを提供していくのがコンテンツの使命だと考えれば、その新しいパターンは「説明できないもの」のほうがいい

    ギリギリセーフではなく、ギリギリアウトを狙う
    理屈ではやってはダメなことをやった方がいい

    コンテンツとは、わかりそうで、わからないもの
    人間は「わかりそうでわからないことが気になって興味を持つ」

    自分にとってあまりにも理解の限度を超えたものについては、「関係ない」として関心をなくしてしまう。しかし、微妙なもの、つまり、「わかりそうでわからないもの」は、とりあえず気になり、記憶にとどめておく。なぜ、記憶に止めておくかといえば、生存本能がそうさせている

  • 【選んだ理由】
    着メロのドワンゴからニコ動のドワンゴに上手くモデルチェンジした社長の本だったから。あと、題名にも惹かれた。

    【読んだ感想】
    競合の考え方が面白かった。ルールを自分で作ることのできる可能性のある業界は楽しそうだ。コンテンツビジネスをやっているので、ニコニコ超会議みたいなイベントは、参考になる。あと、自分で物事を考え、工夫できる人が強いと改めて感じた。

  • 一見さっと読めるのですが、結構深いことが書いてあります。
    あとUOのβ中の話が、オンラインゲームやったことない私には全然知らない話だったのでおもしろかった。オンラインゲームやっている人達ってもしかしたら昔懐かしいホッブスの自然状態を生き抜いてきてるって事? あなどれないな。

  • ニコニコ動画の代表取締役の著書。

    分かりそうで、分からないものが面白い。という持論がなるほどと思ったりする。かってのアップルのように、人が欲しいと思うものを目の前に示す。多分、それも分かりそうで、分からないものだったのでしょう。

    ゲームや、コンテンツについての話題もあったりと、ドワンゴの話と絡めながなの内容。アナログもデジタルもお互い、メリットもデメリットもありますが、上手く活用できたらと思いました。

  • たまに飛躍しすぎな気もする話も多かったけど、面白かった。
    なんていうか、あきれるほどゲームをやっているゲーマーは、仕事もできるのかもしれないが、まあ普通のゲーマーはむしろ仕事できないことが多いんだろうなとは思った。
    ニコニコ動画がどのようにうまれたのかについては、佐々木俊尚さんの『ニコニコ動画が未来をつくる』のほうが詳しいと思う。もちろん、この『ルールを変える思考法』のほうが最近のことまで書いてあるので最近のことだと断然こちらの本のほうが詳しいけど。

    ところで2009年の春頃にドワンゴの面接をうけにいったのだけれども、その時に確かいろんな選択肢を用意されて、この中から必要と思うものと必要でないと思うものを選んでください。みたいなことを確か聞かれた。確か、必要なものに何か答えて、必要でないものは「ない」と言ってしまったのだけれども、確かその中の選択肢に『ニコニコ動画』があって、今思えば必要でないものに『ニコニコ動画』と答えておくべきだったのかもしれないと思っている(まあ、落ちたのはそんなことが原因じゃないのだろうけど)。

  • ゲーマーはビジネスの世界でも活躍できるというのは本当か? ニコニコ動画はどのようにして生まれたのか。ドワンゴ創業者が語る、ゲーム論とビジネス論。

    ビジネス書のようなタイトルだけれど、要はエッセイだ。テーマが絞り切れていな、漫然とした印象を受けるのは連載記事をまとめたからだと感じた。

    面白かったのは、「いかにルールを自分流に変えていくか」がゲームの面白いところだ、とする考え方。これは「それまでの常識に縛られない」というのはたしかにビジネスにおいても重要なことだろう。そういう遊び方をしているのであれば、ゲーマーはビジネスでも活躍できるのかもしれない。ただ、本の中でも嘆かれていたが、今のゲームの多くはそうした自由な遊び方ができるようには成り立っていない。そういう意味では、やはりゲームが現実世界に役立つということはないのかもしれない。

    本筋ではないが、会社ぐるみでソーシャルゲームにのめり込んで、役員が100万円以上課金するというのはすごい…。ただ、そんな社風ですら社員のゲーム熱を保つのは難しかったというのは、モチベーション管理の難しさを物語っているようだった。

  • ニコ動の川上さんの本。なかなか素晴らしいこと考えている、特にプロットホーム優位のシステムとかビジネスモデルはながつつきしないであろうから、クリエーター側に立ったものにして継続可能なモデルを目指す。
    しかし、、、ゲームでいろいろ儲けるのが、私の感性には合わないので、やはり読後には虚しさが、、、
    お行儀が悪いビジネスと見られると書かれているが、、、、やっぱりそういう印象。

  • 面白かった。ネットは本来ポジティブな意見を増幅するツールとすべき、ってすげー同意

  • これ読む。仕事にいかすやつ。頭柔らかくしなきゃなー

  • みんながやっていることに追随していたのでは、独自性が失われ競争力が弱くなっていく

    独自性がお金で解決されてしまうこと、つまり他社が資本を投下することで簡単に追随できることであれば、いみはない

    真のヒットは、説明できないものから生まれる

    勘違いと先見の明は紙一重

    人の感情を動かすのは、分かりそうで、わからないもの

    NDK ねえ、どんな気持ち

    経験のないことをやるには、やりながら学んでいくしかない

    人間はいつも、思考と行動の間にギャップを抱えている

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著者プロフィール

かわかみ・のぶお 1968年愛媛県生まれ。91年京都大学工学部卒業。97年8月ドワンゴを設立。株式会社KADOKAWA・DWANGO代表取締役会長を経て、現在はKADOKAWA取締役、ドワンゴ顧問、学校法人角川ドワンゴ学園理事などを務める。

「2021年 『人と数学のあいだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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