ブレークポイント ウェブは過成長により内部崩壊する (EPUB選書)

制作 : 今井 和久 
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040800103

感想・レビュー・書評

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  • 起業家であり脳科学者でもある著者が、ネットワークのブレークポイント(限界点)とはなにか、ブレークポイント後に崩壊しないためにはどうすべきかについて、脳科学と生物学とITの視点からネットワーク論を展開する。

    どんなネットワークも無限に成長することはできない。環境収容力が有限だからだ。脳は物理的なニューロンの数に、インターネットはケーブルの容量に制約をうける。ブレークポイントを迎えたネットワークが崩壊するのか、均衡と質的な成長に移行できるのか。

    ネットワークの歴史からアリのコロニーの研究結果、最新の脳科学、スタートアップ企業の盛衰まで、事例が盛りだくさんにつめこまれている。話がとびすぎて論旨がわからなくなる部分はあるけれども、ネットワークの特徴や仕組みを多面的に説明してくれる。成功しているネットワークの先輩、アリのコロニーや脳のしくみから学べるところはたくさんありそう。

    それにしてもアリのコロニーの集合知すごい。観察するために1トンのコンクリートを流して巣をかためるとさらっと書いてあるのも気になる。デボラ・ゴードンのTEDトーク見てみようと思う。

  • http://naokis.doorblog.jp/archives/breakpoint.html【書評】『ブレークポイント ウェブは過成長により内部崩壊する』〜人工知能に関する考察
    http://naokis.doorblog.jp/archives/best_three_2016Q1.html2016年第一四半期読了マイベストスリー


    <目次>
    第1章 序説 トナカイ ネットワーク
    第2章 アリ アンターネット 馬糞
    第3章 共食い 脳 インターネット
    第4章 奴隷 ニューロン ウェブ
    第5章 パン モバイル フェイスブック
    第6章 チーフ 検索 文脈
    第7章 大衆 詩 シェイクスピア
    第8章 ホヤ 利益 トラフィック
    第9章 フェロモン 言語 鏡
    第10章 EEG ESP 人工知能
    第11章 結び シロアリ 全滅
    第12章 あとがき インターネットは脳である
    付録
    注釈



    2016.02.06 COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2015年 02月号より
    2016.03.01 読書開始
    2016.03.12 読了

  • 脳と生物学との類似点からの予測と言う点はわかるけど、事象を説明しているだけで、だからどうだという感想。事象の説明だけで、延々と字だけで読ませられるのは、正直、つらかった。

  • もういい加減インターネットは内部崩壊してもおかしくないのに、なぜまだ崩壊しないで続いているんだろう。そろそろfacebookが崩壊してもおかしくないと思うのだが。

  • インターネットトラフィックの45%がコンテンツデリバリーネットワークを通じてりゅうるうしている。
    質的に成長するには、大衆の力は弱まらなくてはなんらない。

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