「忙しい」を捨てる 時間にとらわれない生き方 (角川新書)
- KADOKAWA/角川書店 (2016年1月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040820590
感想・レビュー・書評
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しゅうへいさん推薦
第1章なぜ人は「時間」にとらわれるのか
時間は人間が作り出した概念
その作り出した概念に人は追われている
時間感覚は人やそれぞれによって異なる
第2章同じ瞬間、同じ日は二度と来ない
第3章「時間」に追われないための心構え
日本人は保守的
「時間に追われる」のは、間違った生き方
「やりたい」と思うことと「できる」の間に大きな隔たりがある
「やらなければならないこと」から取り組む
2種類の悩み
①あれもやらなくていけない、これもやらなくてはいけないと言う無限の項目を持っていると言う悩み
②そうした自分にはオーバーワークな願望で悩んでいるうちに
貴重な時間を浪費してしまうと言う悩み
→ 1つの時間に
ただ1つの仕事しかすることができない。
その時に応じた生き方をする
(例
炊飯器でご飯を炊こうと思った時に、
5分でご飯は炊けない。無理がある。
だから、その時に応じて適切な行動すれば良い)
時間に追われているのは無知な人の証拠
命にはタイムリミットがある
新しいものを創造することこそ文化
一番大切なのは変化し続けること
変化というのは進化か退化の2種類。
現状維持はありえない
最終章長老への人生の問いかけ
①道徳的によくないなと思う人の付き合い方
→不道徳な人からできるだけ離れる
「私にはあの人は道徳を守っていないように見える」と考えるところから始める
×「あの人は道徳を守っていない」
②潔白症の人との付き合い方
→「あなたは、不潔な人ですねと言い放つ。
私の体はきれいにするの限界がある。
しかし、
心をきれいにするには、限界は無い。
体洗うのでなく、心を洗え
③余命5分と言われると、自暴自棄にならないか?
→余命5分と言われ、いろいろ心配してもしょうがない、まぁいいかと考える人と、
大騒ぎして混乱し、自暴自棄になる人がいる。
時間の長短が問題では無い。
他人の評価は放っておくこと。
褒められても気にせず、非難されても気にしない。
明るく生きて
④他の宗教でいう永遠の世界と仏教で説いてる瞬間の世界の違いとは?
→人間は、変化するものにこそ、感動する。
物事は、変化する。
例えば、赤ちゃん。
育つスピードが早いため、日々変化しているから可愛く思える。
桜が散るのには感動するが、
その木の根元にある石には感動しない。
変化を感じられるものには、
感動し、
そのスピードが遅いものには感動しない。
人間を無常にこそ感動する。
逆に
変化しないものには、感動しない。
だから、
永遠の世界を渇望するのが世界の大半の宗教。
仏教では逆に、
瞬間の世界、無常の教えを説く。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時間の考え方、感覚が刷新された。流れゆく物事に対して執着せず穏やかに対応できるようになりたいと思わせてくれた。
長生きがしたいと永遠に執着する人が幸せになれず余命が3ヶ月だと言われても現実を受け止めて出来ることを全うしようとする人が幸せになれるという考え方は納得できた。今この瞬間を生きることの大切さを痛感した。
読み終わった後心が軽やかになれる一冊。