Another(下) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 8233
感想 : 658
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041000007

感想・レビュー・書評

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  • カドブン夏推しで気になってたところ図書館で見かけ、単行本だから迷ったけど借りる。
    結構ボリュームがある本で途中話の進みがやや遅く感じたけど、先が気になり飽きずに読めた。

    最後、死者が判明し気付かないうちに撒かれていた伏線か回収され、パズルが完成するように辻褄が合っていくのには鳥肌が立った。

    序盤の見崎鳴は本当に奇妙で異質で、存在するのかしないのか、厄災に関わりがあるのかないのか、ハッキリしないまま話が進んでいき、どこか落ち着かない気持ちで読む手が止まらなかった。

    ホラーを読んだことがなかったけど、読み終えて振り返ってみると序盤の見崎鳴の存在こそホラー要素だったと感じた。

  • 謎が少しづつ明かされていく感じがたまらない
    推理を全部裏切られた!

  • とてもドキドキしながら読み進めた。
    素晴らしい作品。

  • 合宿が始まってからの緊張感は非常に引き込まれて、アニメでなんとなく結末は覚えていてもドキドキしながら読めた。スピンオフ?みたいなのと続編もあるのでいつか読もうと思う。

  • 青春ホラーミステリーの下巻。あの人が誰なのか探るのだが、最後の最後までわからなくてワクワクした。

    自分はこういったミステリーはいつもターゲットわからなくて顔が見える瞬間にわかるくらい楽しんでるんだけも、他の人はどうなんだろうと気になるところもある。

    あと、これは所謂叙述トリックってやつだよね。小説だからこそできる表現もありそう。だからこそアニメと実写映画は気になる。時間があったら観てみよう。

    あと、続編も続けて読みます

  • 2年前(2021年)に読みましたが、続編が文庫化された記念で、シリーズ1作目の感想を書きます。
    上下巻通じての感想です。
    綾辻先生の作品を読むのは、本作が初めてでした。
    主人公の男子中学生の視点で物語が描かれていますが、一番始めに、癖が全くないフラットな文章であることに驚きました。
    人はこんなフラットな文章を書けるものなのだろうか、これがベテラン作家の実力なのか、と思い知らされました。
    フラットで、なおかつ読みやすい文章で、上下巻に分かれていますが、一気に読むことができました。
    本作はホラーに分類されるかも知れませんが、それほど怖さはなかったです。
    謎を探るミステリ的な要素があって、物語に引き込まれました。
    小説を読みなれていない人でも、すらすらと読めると思います。


  • 文庫で上下巻、とても面白いですが、少し途中で
    ダレてしまいそうになりました。
    ただ、話の先は気になり、順に出てくる新たな
    情報が先々どうなっていくのか、気になって
    読み進められます。

  • 学園物だからか、はじめはストーリーが少し若者向けに感じたけど、分かりやすく、どんどん作品に引き込まれていく感覚で下巻からは一気に読んだ。結局謎は残されたままだったけど、モヤモヤすることはなく、綾辻行人作品の凄さを感じた。

  • 下巻は話が加速してきて、読むスピードも加速しあっという間にラストへ来た。本を読んでいるのだけれど、映像をみているかのように描写が浮かぶので、思わず指の間から覗くように読んでしまった。

  • ホラー満載で面白かった。
    最後まで誰が死人か分からず、後半は犯人探しのような目線で読んでた。
    そこ同一人物やったん?っていう叙述トリックにもまんまとハマってしまったので最後まですごく楽しめた。

    最後もう一捻りの、それから何年後←とかのホラー感が来るかなと思ったけどアッサリ終わってこれもこれで良きって感じ。
    ミステリーも残しつつホラー満載で怖いと驚きとで満足。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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