鬼の跫音 (角川文庫 み 39-1)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041000120

感想・レビュー・書評

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  • ホラー短篇集。
    どれも激しく後味悪し。
    捨て回が1つもないので,この手の話が好きなら楽しめる。

  • 最初から最後までの暗闇が心に宿し、悪魔を育つ

  • 道尾さん初めて読みました。

    Sに関わる話。ちょっとした情景が繰り返されていて、全ての話で1つの物語という感じ。「鈴虫」と「ケモノ」が好みでした。

    道尾さんの本を沢山読んでいきたいと思います。

  • 短編6話。登場するSや鴉に共通点を探したが特に関係はないようでちょっと残念。「冬の鬼」の日記を遡る構成が面白い。

  • 全6話収録の短編集。

    後味が悪いってほどでもないですが、全話イヤ~な雰囲気のある話でした。

    中身はミステリーとホラー風味の話が半々くらい。
    ちょっと不思議で、狂気も渦巻いちゃってるので連続で読むと疲れますが、飽きずに楽しく読めました。

  • 14/02/18

    こわかった!ぞくぞくでした!
    あーおもしろかった!

    P12-
    私はね、刑事さん。私はいつも思うんですが、この世は完全犯罪だらけですよ。やったことを他人に気づかれさえしなければ、それはぜんぶ完全犯罪なんです。(中略)人間なんてね、生きてるだけでみんな犯罪者ですよ。完全犯罪者ですよ」

  • 面白かった。
    少々意味がとりずらい部分があり、再読して確認したい。

    「よいぎつね」と「悪意の顔」がよかった。

    道尾さんらしい作品。
    最初は登場人物のSや鴉に共通点を探して読んでいたけど、無意味でした。

  • 短編集。
    短編という手法を上手く使って、人の狂気を描いています。
    ショートショートのホラー版です。

    しかし、面白かったのですが、なんか一味足りません。

  • うーん。短編集だったのが、いまいち。

  • これぞ道尾秀介、的ななんとも不気味で陰気な短編集。「欝になる小説」として挙げられていて興味を持ち、読んでみたが、全くそのとおりだと思った 笑。ただこれまた道尾秀介らしい捻りが上手く効いているので退屈ではなかった。

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著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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