- Amazon.co.jp ・本 (525ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041000601
感想・レビュー・書評
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架空のスポーツ「掃除」についての小説。
日本のような日本ではない国にある、高校生の間しか出来ないスポーツ、掃除。こんな世界観は筆者らしいと思う。「となり町戦争」「バスジャック」あたりの初期からずっと、何か奇妙な世界を構築するのが得意な人だなと思っていたけれども、本作ではもっと大胆にまるでファンタジー小説のように、物語の舞台をきっちりと構築してる。
ストーリーが脈絡なく展開していったり、伏線の回収がうまくいってなかったりもしてるけどそこらへんは続編を見据えての「敢えて」なんだろうと思うけど、もう少しいろいろなエピソードを織り交ぜてもらえれば良かったなという印象。特に高校という設定が断片的にしか機能してないと思う。
だけど一気に読める小説。青春感が強いのをお好みならオススメ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やばい、掃除ちょー面白い。
スタイル的には、エースと呼ばれる少年の挫折。からの〜後輩の女の子との甘酸っぱい出会い。からの〜自分探しの努力。からの〜栄光へ。<
ただし、栄光編は次巻以降になるみたい。続編が今月末にでるって。いやー、久しぶりに続きが早く読みたいと思った。
でも、1年くらいで文庫になったって事は続編も同じくらいで出るかな。いや、しかし、その前に読みたいかも。
あ、掃除は部活。掃除部。
高校3年間にのみ許されるスポーツの事。
途中の書き方によるイメージなのかもしれないけど、しっかり頭にイメージがわいた。
是非ともNHKでアニメ化して欲しいw -
掃除というイメージできるようなできないようなスポーツやその他の設定。現実の何を模しているのか、わかるようなわからないような…。続きがあるようなので、楽しみ。