首の姫と首なし騎士 いわくつきの訪問者 (角川ビーンズ文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年12月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041000939
作品紹介・あらすじ
大陸の中心・フォルモント国は、ただいま国王不在の非常事態。末っ子姫のシャーロットは、懸命に政務を執る兄王子レイフォードを手伝って大忙し。しかし仕事にやりがいを感じ始めたある日、なんと命を狙われてしまう!最強騎士アルベルト・ホースマンに守られ事なきを得るが、首謀者は不明。混乱するシャーロットは、前王の帳簿を探る中、誰かが長年に亘り国庫を横領していると気づき!?第9回小説大賞受賞作、待望の第2弾。
感想・レビュー・書評
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王と第2皇子を幽閉したため、シャーロットを溺愛する第1皇子のレイフォードに国の重責がかかってしまい超多忙になる。シャーロットも財政の仕事を手伝うことになったが、帳簿を調べるうちに、長年に渡っての横領の跡を発見する。と同時に、シャーロットとレイフォードは、何度も暗殺されそうになる。その度に首なし騎士のアルベルト・ホースマンにからくも助けられる。ところが、暗殺者は思い切った手に出てきて…。
シャーロットが王国の政治に関わっていこうとしていく姿がこの巻の肝かな。様々な登場人物があらわれて、物語も彩り豊かになってきた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
相変わらず作者の見えている舞台が狭く
地方都市の突然家業継ぐことになって難儀する職場ものにしか見えないのだが
かえってそこがこの分野の他にない取り柄になっているような気もする作品
許されるのが「姫」か「花嫁」どちらかだけだという極狭い範囲でも
『風の王国』のような歴史風味もあれば
時代背景無色の時代劇もありということを教えてくれる
女子向けライトノベルとしてはいろいろ足りないがゆえに妙な味わいの一品 -
何だか新たなキャラたちも加わって、これからのフォルモント国の行く末が気になるところ。シャーロットの成長を嬉しく思うも、勢いで女王になっちゃえと思ったり。
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王女らしくない王女が、誰が王にふさわしいのか、王とは、ということを求めてさまよう。ラブコメではなく、政争もの。こういうのが少女小説にあってもいいよね!おもに兄上で苦笑うコメディ部分もあり、面白く読めました。異世界王宮ものスキーにもいいかも。
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2017/10/30読了。世界観もキャラも私好み。久々にはまったシリーズです。次巻も凄く楽しみです。
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横領、暗殺、求婚!?
イケメンが何人いても、甘々なのはシスコンの血みどろ王子(兄)だけという、この手の小説にしては糖度が低過ぎる所が難点なのだが……。
首なし騎士とロッティに、いつ、どんな風にラブが芽生えるのかが気になって、ついつい読んでしまうw -
思考を気づかぬうちに口にしてしまっているダダ漏れぶりは、統治するものとして如何なものか。統治しなくてもそりゃ生き難いでしょ、まずいでしょ。味方になる人材が増えたところで次からは更なる陰謀か?
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二巻。
仕事で成長していくのが、面白い。
狙われる理由もまあ納得なので、騎士が守る意味もあり。
いいぞ。 -
リオンの考えとか好きですね。シスコン第一王子を末姫がいないと最も権力を持たせてはいけないと形容したとことか好きです。
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シャーロットの暗殺から始まった巻。
シャーロット、経理担当になったな。
執務をしていくうちにシャーロットは王の資質を身につけていきそうだな。
新キャラクターのリオンがタイプ過ぎた!
真面目で実直なキャラクターほんと好きだ。
リオンがシャーロットのこと認めたときはキタアアア!とさけびたくなった。
シャーロットが不正のことをしっかり考えて袋小路にしてダグラスを捕まえようとしてるの聞いて、きっと心を動かされ始めたんだろうなぁ。
一緒に経理の仕事してるうちに、シャーロットのことを見直してたんだなぁ。
実の父を首謀者だと思ってフォルモント家の人間の方を優先するくらいに、シャーロットレイフォードに心を許してるんだね。
新キャラクターのセシルいいね。
セシルはどうする気だろう?
父親については諦めてる感じだから、王の目として罰することはないかな?
役を、セシルを演じてるからこのまま父親サイドかな。
でも、シャーロットと関わる内にこっちにつく気はするけどなぁ。
次の巻を早く読もう。