首の姫と首なし騎士 いわくつきの訪問者 (角川ビーンズ文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年12月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041000939
感想・レビュー・書評
-
リオンとセシルという好対照な二人が登場。
この二人は、これからも重要な位置を占めそう。
シャーロットは内政にも携わることになり、持ち前の探究心を発揮して思わぬ発見をしてしまう。
しかし、そのために危険がせまる。
首なし騎士ことアルベルトは、前巻よりやや人間味がでてきたか。
というより、シャーロットに押され気味な場面も多々あって、それはそれでおもしろかった。
読み出すとグイグイ惹きつけられる展開で一気に読んでしまった。
次巻も楽しみである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容…★★
人物…★★★
文体…★★★
今回は典型的な守られヒロインなシャーロット。
シャーロットは王族で身分高いし、お兄ちゃんはシスコンだし、正ヒーローは騎士だし、怒ってくれる人がいないよね。
だからリオンが良い男に見えるのか。
キツイ女のライバルとかでてこないかな。 -
ネガティブヒロインだなー。危ない場面でジッっとしていられなくてピンチになるのはお約束。
-
本の帯に書いてあったように「ミステリ風王宮物語」な話です。1巻で次の王位継承者を選ぶ役目を担うことになったシャーロット。けれど、どのように王を選べばいいのか検討もつかない。その上、現在、国は国王不在の緊急時。政務も滞り、兄王子もシャーロットも大忙し。そんな中、シャーロットに暗殺の手が忍び寄る……そんな始まりかたです。
「首の姫と首なし騎士」という結構すごいタイトル(笑)のこの話。文章はすごく読みやすく、続きが気になる書き方をしています。あと、キャラクターがかなり個性的。首なし騎士は何を考えているのかよく分からんし(なのにやけに印象的ww)、シャーロットは守られてるだけのお姫様じゃなく、きちんと信念を持って頑張るいい子だし(思ってることはダダもれだけどww)、兄王子レイフォードは美形でできる男(だけど、重度のシスコんww)。他にも個性的なキャラクターがいっぱい登場します。
3巻も楽しみ♪ -
シスコン兄王子が血みどろ王子になった際の経緯描写がなくて残念。相当残虐だったろうに(笑) アルベルトは無自覚なトラウマのせいか、今回佇まいが地味であった。だんだんシャーロットの周囲が乙女小説らしく出来るイケメン化してきたので、結構面白くなってきたな。
-
1巻より面白かった~。魅力的なキャラが沢山いて楽しいシリーズです。最後も、え?!という展開で次を読みたくなる感じ。欲を言えばアルベルトとの絡みがもうちょいあればいいなぁw
-
面白かったのだが、いかんせんとにかく、読みづらい。わかんなくて前の部分を読み返したところが多々あった。そこまで駄々漏れって、逆にすごいな。
しかし、悪口は言いたくないんだが、いい加減ロッティに苛々する部分も多少あり。そんな簡単に国とか領地とか背負えないだろうってのはわかるつもりだが、自分一人で何もかもを片付けろと言ってるわけでなし、自信がないのかあまりに固辞し続ける姿を見てると、責任負うの嫌なだけなんじゃと意地悪な穿った気持ちも湧いてきてしまった。まあロッティが簡単に決断してしまったら話終わっちゃうし仕方ないんだが。
ロッティの性格と、前述の読みにくさのせいで、いまいち気持ちよく読み進めることが出来なかった。ロッティ、馬が合わないんだろうか・・・
本当に純粋な意味でネガティブなヒロインだと思う。ここまで後ろ向きな子も珍しい気がする。私は正直好きではない。