三色ボールペン読み直し名作塾 (角川文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年5月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041001226
作品紹介・あらすじ
さあ、ボールペンを手にとって、国民的名作に3色を引いてみよう。客観的に「すごく大事」な箇所に赤、「まあ大事」な箇所に青、「面白い」と思った箇所に緑。これだけで読解力だけでなく、人とのコミュニケーション力がつく。本書では、芥川、漱石、太宰などといった文豪の名作を例にとり、国語力を急上昇させる読み解き方をカラーで解説。人間を理解し、現代社会におけるストレス耐性を高める読書法を指南する。
感想・レビュー・書評
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同じ著者の三色ボールペン情報活用術は、まだ良かった。小説に線を引く意味なし。
本を読みながら、書き込み線を引くタイプなので参考に読んでみたが、、これば違う。
良い小説に出会ったら、ページを捲る手が止まらない。感動中に、右手にボールペンを持って線を引けと言うのか。難解な名作に線を引くなど、現代文授業や受験の読解をしてる気分にしかならない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
三色ボールペンを使った読書術を提唱している著者が、近代日本文学の名作を実例に、小説を読む楽しみを伝えている本です。取り上げられている作品は、芥川龍之介『羅生門』、宮沢賢治『よだかの星』、太宰治『駆込み訴え』、中島敦『山月記』、梶井基次郎『檸檬』、中原中也『汚れっちまった悲しみに……』、三島由紀夫『金閣寺』、志賀直哉『清兵衛と瓢箪』、夏目漱石『こころ』、川端康成『雪国』の10作品です。
さっと本書に目を通した限りでは、三色ボールペンを使うことのメリットは必ずしもはっきりとは見えてこないような気がします。著者の方法にしたがって読書をしようと考えている人で、実際に本に線を引くのに躊躇してしまう、という読者であれば、本書の実例を見ることで思いきって本を汚してしまってもいいんだ、と思えるようになるのかもしれません。 -
『三色ボールペン読み直し』
斉藤孝
客観的に「すごく大事」な箇所に赤、客観的に「まあ大事」な箇所に青、自分の主観で「面白い」と思った箇所に緑を引く。(p13)
三色ボールペンのルール。以下参考として小説を引用して例をみせている。
これは時間がかかってしょうがない。今のやりかた、「ドッグイヤー」「ラインマーカー」「読書ノート」のやり方を続けよう。