- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041001653
感想・レビュー・書評
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実家にあった本。
読み終わらなくて、でも途中で止まらなくて、借りて帰る。
喪失を乗り越える、軽く描かれているけれど、人が立ち直る経過は些細な声がけや出会いなんだよな、と思わせてくれる本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
単純なお話だけど、その先も読んで登場人物たちを応援したくなる。あの世に行くなんてあり得ないし、そのために走るなんてもっとあり得ない。
けど、人それぞれ何かに没頭するには意味がある。私も夢中になることを見つけたくなる。苦しいけど、その先に喜びがある。そんな趣味みつけたいなあ。 -
どんなに亡くなってしまった人に会いたくても、どんなに後悔しても過去にもどることはできない。人生は前に進むだけ。若い頃の楽しかった時代を思ったり、元気だった頃の両親に会いたくなったり、子供たちの小さくて可愛い頃を思い出して「あの頃は良かったな〜」なんて振り返ってばかりいないで、今より少し先のことを考えながら自分なりに目標を持って進んで行かなくては!
そんなふうに思った。
さて、2024年の目標は何にしようかな… -
ランニングが多少でも題材に入っていると手に取ってしまいがち。
サクッと読めて、読後感も気持ちよかった。
森絵都さんの描くキャラクターはみんなキャラが立ってて楽しい。 -
素敵な本だった。
体を動かして、人と関わるっていうのは生きる希望になるのかなって思った。まちさんの気持ちもよくわかる気がする。 -
子供の頃に両親と弟を、少し前に叔母を亡くした主人公が、あの世へのライン超を目指しランニングを始める話。
始めは孤独からくる無気力さが目立っていたけど、ランニングに誘われて変わった仲間たちと日曜日に走り始めてから少しずつ気持ちが強くなっていっていた。
アクの強いおばさんパート(兼チームメイト)とも互角にやり合うのが面白かった笑
家族との最後のお別れは悲しかったけど、前に進んで生きていく姿勢がついた主人公を見て、自分もなにかを頑張りたくなった。 -
前向きになれる素敵な本でした。
カラフルを読んだ時に近い読感で
生と死を両面から見つめながら
限られた生を、今を、前向きに生き切ろう
というメッセージを感じた。