粘膜戦士 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 375
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041001776

作品紹介・あらすじ

占領下の東南アジアの小国ナムールで、大佐から究極の命令を下された軍曹。抗日ゲリラ、ルミン・シルタと交戦中、重傷を負い人体改造された帰還兵。複雑な家庭事情を抱え想像を絶する悲劇に見舞われる爬虫人好きの無垢な少年。陸軍省の機密書類を盗み出そうとして捕らわれた2人の抗日分子。そして安住の地を求めて山奥に辿り着いた脱走兵…。戦時下で起こる不可思議な事件。目眩く謎と恐怖が迫る、奇跡のミステリ・ホラー。

感想・レビュー・書評

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  • 「粘膜」シリーズ第4弾。
    求めるエログロの基本は変わらず期待通りでした。

    今回は短編集なのですが、シリーズに出てくる登場人物の前日譚のような話や、戦地ナムールやゲリラのルミン・シルタ、爬虫人など、ファンなら心地よい飴村行ワールドが繰り広げられています。

    危機迫る場面も、拷問シーンも、想像しやすい表現力で、とても読みやすく自然に世界観に入り込めます。

    続編は「粘膜探偵」
    脳味噌が休息を欲した時に読みたいです。

  • ★★★
    今月6冊目。
    今回は短編系だが前回の要素も入っている。
    しかしこの作家はほんと頭がイカれてる。
    面白い

  • 今までの粘膜シリーズに出て来たキャラが登場して楽しく読めました!一番好きなのは『石榴』ですね!このドロドロさ、タマリマセン!

  • 粘膜シリーズを読んでいた方だと、あ!え?!お!となること間違いなしです。

  • 相変わらずとっかかりがドイヒーだな。それをさらに泥沼化させて、最後はなぜかきちんと着地してみせる。短編だから暴走が足りない気もするが、これまでの記憶と結びついてビビっとくる。

  • 「変態!」を褒め言葉と受け止める人種のための短編集と言えましょうか。こういう作家がいてくれるだけでホラーファンとしてはありがたい、、、へもやん大好き!

  • 粘膜シリーズ第4弾は短編集。今までの3作にリンクされた世界と登場人物。短編だとあまり光らないかなという印象。

  • 2話目の『肉弾』は長編で読みたい作品だった。
    命令を下した後、想像以上の力を持つ機斥兵に翻弄される主人公を見てみたかった。
    「頼むから早く爆発してくれ......」で終わるラストが素晴らしかった。

  • 前3作は夢で見た事を描いた奇天烈だったけど、今作は人が創作した作品ってカンジ。
    4作がつながった。

  • いやはや相変わらずのグロでエロの粘膜シリーズ。
    短編集だから読みやすかった。
    この人の本って全体を通して何とも言えない世界観が統一されているなあ。
    「石榴」が面白かった。
    あとタイトルのも。

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著者プロフィール

飴村行 1969年、福島県生まれ。東京歯科大学中退。2008年『粘膜人間』で第15回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞。デビュー第2作『粘膜蜥蜴』で第63回日本推理作家協会賞を受賞。特異な作品世界で注目を集める。著書に『粘膜兄弟』『粘膜戦士』『路地裏のヒミコ』『粘膜黙示録』『ジムグリ』など。

「2018年 『粘膜探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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