さいはての彼女 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.85
  • (461)
  • (940)
  • (591)
  • (76)
  • (12)
本棚登録 : 9881
感想 : 786
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006429

作品紹介・あらすじ

25歳で起業した敏腕若手女性社長の鈴木涼香。猛烈に頑張ったおかげで会社は順調に成長したものの結婚とは縁遠く、絶大な信頼を寄せていた秘書の高見沢さえも会社を去るという。失意のまま出かけた一人旅のチケットは行き先違いで、沖縄で優雅なヴァカンスと決め込んだつもりが、なぜか女満別!?だが、予想外の出逢いが、こわばった涼香の心をほぐしていく。人は何度でも立ち上がれる。再生をテーマにした、珠玉の短篇集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この本はなにより装丁がいい!!!
    ストーリーを思わせるような
    風を切った表紙。
    ピンクの文字!
    お洒落です!!!

    本の内容は、さくっと読めてほっりしてよかった!
    傷ついた女が旅先で人や自然に触れて、再び立ち上がるストーリーっていいよね!!( ゚ー゚)
    最後の話は、ボロボロ泣きながら読んじゃった。なんでだろう。

  • 原田マハさんの作品安定していますね。いつも感動させられます。今回からも心温まりました。
    ハーレーには乗っていませんが私も二輪に乗るのでハーレーに乗りたくなりました。そして走り出したくなりました。
    ナギのエネルギーとその元にあるお父さん、お母さんの愛がたまりませんでした。

  • 爽快感があって自分が北海道にいるかのような感覚になれた
    バリバリ働く自分と重なる部分も多くて印象に残る本

  • 頑張りとはうらはらに上手くいかない日々。旅先では肩書きは置いて、突然の出会いに身を委ねてみよう。ライダー凪との話では心のもやを晴らす爽快感があり、彼女の魅力にハマってしまった!私も凪ちゃんにさいはてまで連れて行って欲しい。

  • 優しくて穏やかな1冊だった。
    疲れた時に沁みる。

  • 主人公たちが挫折を乗り越えて風を切って進んでいく様子が心地よかった。

  • どこか心に傷を負っている一見強いけど本当は弱い女性たちが旅や人との出会いで少しの変化がある物語。
    やっぱり旅はいいなと思わされた。あと心の弱さを表面上の強さで覆う前に出会いがあるところに赴くことの大事さを感じた。

  • 4つの旅のお話。
    どのお話も好きだった。
    特にナガラとハグの話がここでまた出てきて嬉しかった。
    どれも素敵だったけど1番はさいはての彼女。
    凪みたいに真っ直ぐで好きな事をやって、自然と仲間が増えて行く人柄が羨ましい。

    私も1人旅はした事あるけどそういう出会いは無いから旅先で〜みたいな経験をしたいなあ。


    ハマさんの作品はやっぱり良い!

  • 原田マハさんの短編集。短編ながら、あっと言う間に物語に引き込まれ読みごたえもある。冬空のクレーンが特に好きだった。旅を通じて、生きる力を取り戻す女性達の姿が清々しく、前向きな力をもらった。落ち込んだ時にきっと元気になれる本

  • 4編からなる短編集。さらさら読める。
    「結婚しているとかしていないとか、仕事がどうとか、そういうのはみんな自分で勝手に引いた線なんだから、超えていこうよ」と解説に書いてあったが、その通りだなぁと思った。

全786件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

原田マハの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×