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- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041006962
感想・レビュー・書評
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母と娘2人の闇を抱える家族の謎を、長女の彼氏と同じ視点でどんどん明らかになる。
情と憎しみが入り混じっている異常な家族関係。展開が読めず、続きが気になり一気に読んでしまった。
山本文緒さんの小説は本当に面白い!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
門限が夜10時、私と同じでふと気になって手にとってみました。数時間で一気読みしてしまった。読み終わった後のなんとも言えない余韻が続く作品。
なんだか今までの生き方、考え方、家庭環境がさとると驚くほど似ている。
大切な本がまた一つふえました。 -
やっぱり山本文緒は最高です。近年稀に見る一気読みをしてしまった。
うしろにある作者の存在なんか感じる余裕もないくらい、そこにある圧倒的な「現実」に巻き込まれて、いつのまにか泣き叫びたいほどの鬱の渦に呑み込まれる感じ。
後半は軽くホラーかという展開になるので、微妙に自分とのシンクロ率が低下して、逆に楽になりました。
そして、根本的には何も解決しない結末も山本文緒っぽい。