- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041007914
感想・レビュー・書評
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13才の独り立ち。新しい都会での生活に、落ち込んだり励まされたりしながら成長していく少女の心温まる物語です。
私は、上京して半年で実家に帰ってきてしまいました。読みながら、ひとつひとつの出会いを大切にし、自分らしく素直に生きるキキの等身大の姿に勇気と笑顔をもらいました。
映画では、キキのアイデンティティ・クライシスに大きな焦点が当たっていましたが、原作では違うのかしら? これから第2巻、第3巻と読み進めていくのが本当に楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ずっと読みたいと思っていた原作。
文庫のカバーイラストが素敵で、可愛くて◎
知らない街で、自分の居場所を作って生きてゆくこと。
人との出会いや、宅急便の仕事を通して、少しずつ成長してゆくキキとジジの1年間のお話。
色んな感情がやさしく詰まっている。
新しい環境に飛び込んだ時の自分に重ね合わせては、キュンとくるのでした。
1つ1つのお話が、もう本当にキュートでたまらない。
お正月や春の音も運んできてくれるなんて*
どのお話にも好きな場面があって、
全体の雰囲気やほのぼのとしたこの世界に流れる時間が、好きだなぁ○
生まれ育った街、自分で居場所を作った街。
自分が「帰る場所」が変わったと感じた瞬間は、
ひとり立ちが出来た証拠なのかもしれない。 -
想像の斜め上を行く素敵さでした。
侮ってた〜〜〜
赤毛のアンシリーズのような、
みずみずしさと優しさがある一方で
魔女だからこその葛藤や不安があったりして
人との関わり方についても考えさせられました。
心が疲れた時に読むと、ほわっとほぐれそう。
いとこがちょうど13歳くらいになるので、
プレゼントしたいな…と思う作品でした!!
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「ひとり立ちするために初めての街にやってきた13歳の魔女キキが、新しい街で始めた商売宅急便屋さん。相棒の黒猫ジジと喜び哀しみをともにしながら街の人たちに受け入れられるようになるまでの1年を描く。」
「何かを始める時の不安や緊張、すぐにめげてしまう弱い心。それらを一つ一つ乗り越えて、少女キキは成長していく。乗り越えるきっかけは、意外にちょっとしたことだ。やさしい春風を受けて石のようにかたくなっていた気持ちがすっとぬけていくこともある。はげましてくれる人やおもしろがってくれる人との出会いも大きい。何より、届け物をして喜んでくれる人達がいる。
誰かの役に立つという実感が、少女のひとり立ちを支える。見知らぬ町が自分の町にかわっていく。」
(『いつか君に出会ってほしい本』田村文著 の紹介より) -
魔女の宅急便(角川文庫)
著作者:角野栄子
発行者:角川書店
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
facecollabo home Booklog
https://facecollabo.jimdofree.com/
キキとジジの旅は続いていた。空飛ぶ宅急便屋を開業した「魔女宅」原作シリーズ第1巻。 -
生まれ育った町を出て、独り立ちする魔女、キキ。
最初は誰も歓迎してくれませんが、オソノさんと運命の出会いがあり、段々と新しい街に馴染んでいく。
友達もできて、ボーイフレンドもできて…
一年ぶりに実家に帰ったのに、予定の半分で帰ってしまうほど幸せに暮らす魔女のお話。
昔から知っているジブリとは少しだけテイストが違って、また面白いです。 -
新しい生活はいいことばかりじゃないけど、悪いことばかりでもない。とにかく一歩踏み出してみよう、そう語りかけてくるような本です。キキは魔女ですがたくさんのことができるわけではありません。そこが読者には身近に感じられると思います。