魔女の宅急便 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 2198
感想 : 186
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041007914

作品紹介・あらすじ

ひとり立ちするために初めての街にやってきた13歳の魔女キキが、新しい街で始めた商売宅急便屋さん。相棒の黒猫ジジと喜び哀しみをともにしながら街の人たちに受け入れられるようになるまでの1年を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 映画は何度も見ているけれど、原作はずっと前に一度読んだような…くらいのうろ覚えで再読(初読もあり得る)。
    冒頭でいきなりグッと来たのは、魔女になる、というのは魔女の子どもだからそうなるに決まっているのではなくて、10歳になったら自分で選ぶ、という設定。
    その一文を入れるのがさすが角野さん。
    しかも書かれたのはずいぶん前だというのに…さすが…!
    どの話も好き!

  • 想像の斜め上を行く素敵さでした。
    侮ってた〜〜〜

    赤毛のアンシリーズのような、
    みずみずしさと優しさがある一方で
    魔女だからこその葛藤や不安があったりして
    人との関わり方についても考えさせられました。

    心が疲れた時に読むと、ほわっとほぐれそう。

    いとこがちょうど13歳くらいになるので、
    プレゼントしたいな…と思う作品でした!!

  • 映画は何度か見てそっちが好きだったと言うのと、本がメインのホテルのサービスでこの本をマッチングしてもらったので、読んでみた。
    キキたちに起こることは映画とは違う。ドラマティックというよりは「確かにこういうこと、人生であるよね」みたいな良いこと悪いこと、イベントやハプニングに出会って、ひとり立ちしたキキは成長する。等身大で、映画も好きだけど、こっちも好き。

  • 角野栄子さんの言葉がすごく好き。
    温かくて、淡い、輪郭がないような感じ、心が包まれるような感覚

  • ジブリ原作。ジブリは原作をベースにしてオリジナルにしてるシーンがあるけど、実写化映画は原作になるべく忠実にしてるなって印象。
    ジブリにでてくるとんぼは変態要素丸出しの少年やけど、原作は少しイタズラ心はあるけど勉強熱心なイメージあるわ。空飛ぶ研究のために昆虫について勉強するしw
    キキの修行と旅立ちのストーリーやったな。

  • 「ひとり立ちするために初めての街にやってきた13歳の魔女キキが、新しい街で始めた商売宅急便屋さん。相棒の黒猫ジジと喜び哀しみをともにしながら街の人たちに受け入れられるようになるまでの1年を描く。」

    「何かを始める時の不安や緊張、すぐにめげてしまう弱い心。それらを一つ一つ乗り越えて、少女キキは成長していく。乗り越えるきっかけは、意外にちょっとしたことだ。やさしい春風を受けて石のようにかたくなっていた気持ちがすっとぬけていくこともある。はげましてくれる人やおもしろがってくれる人との出会いも大きい。何より、届け物をして喜んでくれる人達がいる。
     誰かの役に立つという実感が、少女のひとり立ちを支える。見知らぬ町が自分の町にかわっていく。」
    (『いつか君に出会ってほしい本』田村文著  の紹介より)

  • 空を飛びお届け物を。
    独り立ちするには幼い気もするが、広い世界を知るにはいい年頃なのかもしれないな。
    一年間で築き上げた友好関係もあるだろうが、安心して帰れる故郷があるからこそ帰ろうと思えるのかもな。

  • 映画では知らなかった季節の話があって可愛かった

  • 魔女の宅急便(角川文庫)
    著作者:角野栄子
    発行者:角川書店
    タイムライン
    http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
    facecollabo home Booklog
    https://facecollabo.jimdofree.com/
    キキとジジの旅は続いていた。空飛ぶ宅急便屋を開業した「魔女宅」原作シリーズ第1巻。

  • 生まれ育った町を出て、独り立ちする魔女、キキ。
    最初は誰も歓迎してくれませんが、オソノさんと運命の出会いがあり、段々と新しい街に馴染んでいく。
    友達もできて、ボーイフレンドもできて…
    一年ぶりに実家に帰ったのに、予定の半分で帰ってしまうほど幸せに暮らす魔女のお話。
    昔から知っているジブリとは少しだけテイストが違って、また面白いです。

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著者プロフィール

1935(昭和10)年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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