- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041010037
作品紹介・あらすじ
日本を壊滅寸前にした震災から4年後、刑事崩れのヤクザ巽は不思議な少年・丈太と出会う。彼の出生の謎、消える子供達、財宝伝説−−全ての答えが禁断の地お台場にあると知った二人は潜入を試みるが−−!?
感想・レビュー・書評
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日本がほぼ壊滅的になった震災の4年後に元刑事の巽は不思議な少年、丈太に出会う。丈太はお台場をめぐる巨大な謎に関わっていた。
自分の息子を守ることができなかった巽が丈太を命がけで守ろうとする姿は涙ものでした。 https://t.co/U5Yx0Ra3J5詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「月まで三キロ」を読み終えて、
伊予原新さんの本をもっと読みたいと思っていたので、
デビュー作のこの本を手に取りました。
日本の近未来を描いたミステリー作品で、
私はこれまで近未来ものにあまりリアリティを感じることができず、いまいち楽しみきれなかったのですが、
この作品は、どことなくリアリティがあり、ボリューム感のある本ですが、するすると最後まで楽しませていただきました。
情報や知識の裏取りがしっかりと丁寧になされているからだと感じます。
他の作品も読むのが楽しみです。
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自分のなかにあるお台場のイメージを、小説に沿って頭のなかでダイナミックに書き換えながら読んだ。大災害のダメージで東京がダメになる大きな話と、登場人物のプライベートな話がどちらも濃いのだが、フィクションだとわかっていながらも、巽の過去に感情移入しすぎてときどき泣いてしまった。
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久しぶりのミステリー。
さまざまな社会問題を取り扱っていて、なかなか読み応えがあった。 -
震災ストリートチルドレンかぁ、大きな災害だとそんな子どもたちが出現するのかも。
利用されるというようなことがないような世の中になって欲しい。 -
読了日2013/11