第五の運命 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 (角川ルビー文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.76
  • (3)
  • (8)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 78
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041011096

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 生島高嶺(とソラ含むファミリー)の来日によるあれこれ。
    『サプライズの行方』三条薫子の結婚に絡めたストーリー。
    『第五の運命』生島の復活。
    楽しかったです。生島のルーツ探しの読みたい。

  • シリーズ外伝2作目

    『サプライズの行方』
    悠季の伴奏を務めてくれたことのある三条さんが結婚することになり、同じ時期にニューヨークから高嶺とソラ、マムたちが日本へ来ることに。そこで、高嶺の大ファンである三条さんへサプライズの高値の演奏をお願いすることに、、、。

    ーーー成長したソラくんの様子や三条さんの話(育ちとか旦那さん=キンちゃん)など読めて良かったw 
    高嶺のそもそもの来日の理由のルーツ探しはどうなったのかしら?
    悠季たち二人は変わらずラブラブなのでそれも良しw



    『第五の運命』
    薫子が高嶺に申し込んだ連弾が実現することになり、ビックリ!早速打ち合わせに守村たちを訪ねてそのまま高嶺を自分の母の経営するライブハウスに連れて行くことに。

    ーーー高嶺の楽譜が読めない、の解決が思わぬところで出来て良かった。薫子視点での語りだったので悠季の出番が少なくて(桐ノ院に至ってはセリフもない)残念だったけど、良かった。
    二人の連弾の最中に、薫子が悩みやなめてきた辛酸は比べると大したものじゃないかもしれないけど、その持ってる物の大きさはそれぞれ違っても、そのまま満杯になるまで受け入れているってことは同じ、というくだりがあって、うん、ほんとにそうだなと思った。
    すごい大変な苦労をしてきた人の誰かと比べるんじゃない、自分の中でのいっぱいいっぱいまでそれを受け止めてきたってこと、それはおんなじだよね。


    高嶺のルーツ探し、どうなったんだろう???
    アンケに書くかな。

    ちなみに声は増谷さん(桐ノ院)置鮎さん(悠季)矢尾さん(高嶺)山口さん(ソラくん)で脳内再生しましたw

  • 完結した富士見二丁目楽団シリーズのリクエスト外伝。
    ある程度本編を読んでいないと、ついていけない内容です。

    久しぶりの高嶺&ソラくんがメイン!
    NYへ戻った野生の天才ピアニスト“生島高嶺”と高嶺の恋人でありホルンの申し子のような美青年に成長した“生島空也(ソラ)”が、本作の主人公である“守村悠季”と“桐ノ院圭”の元を久しぶりに訪れる。どうやら二人の関係が微妙になっているようで...という内容。

    ソラくんはますます男っぷりが上がり、音楽家としても磨きがかかって、悠季と同じく親の様な気持で見守ってきた自分としては涙が出るほど嬉しすぎる!
    高嶺はソラくんが眩しいんだろうな。愛していることに変わりはないけどどんどん成長していく姿が眩しすぎてどうしていいかわからない。
    高嶺が切ない。ソラくんはまだ子供の部分があるから、高嶺の思いには気付けない。

    前半「サプライズの行方」は、フジミのクリスマスコンサート&三条さんの結婚式での高嶺のサプライズ演奏。キンちゃんと三条さんのお家柄に驚き!
    後半「第五の運命」では高嶺VS三条さん。三条さんのお陰で、高嶺の弱点であった「楽譜が読めない問題」がみごと解決します。
    楽譜にはもう少し苦戦してほしかったのが正直な感想。
    ですが、本人もコンプレックスであっただろう部分が何とかなって、一皮剥けた気分を気持ちよく味わっているのではないでしょうか。

    また、どうしても気になってしまう圭&悠季の生活ですが、もはや熟年夫婦の域にw
    あのシーンを入れた意図!秋月先生教えて!!
    あとがきには次巻に触れていらっしゃるので、またフジミの皆に会えるかと思うと楽しみで仕方がありません♪

  • 本編終了後の外伝第3弾

    本編後半は、一時の勢いがなくて面白いんだかどうだか判んなくなってた私でしたが、この外伝は楽しかった。
    ソラくんが好きなのも一因かもだけど、苦悩、葛藤する高嶺がめずらしかった。

秋月こおの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×