ジェノサイド 上 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 8713
感想 : 565
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041011263

感想・レビュー・書評

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  • 下巻と共に非常に面白かった。


  • 序盤は登場人物の設定を大まかに述べる展開であり、かつ物語における伏線や謎を張る段階だったため、個人的にはまだあまり面白さを感じていなかった。
    しかし、中盤以降は大学院生の研人が非日常的な状況に巻き込まれていき、軍人であるイェーガーも徐々に任務に関する詳細を知っていくように、次々と真実が明らかになる怒涛の展開だったため、面白さのあまり読む手が止まらなかった。

    まだ上巻しか読めていないため、下巻を読んだ後も感想を投稿したいと思う。

  • 日本、コンゴ、ワシントンDCを舞台にどんどん絡み合って行く様にどっぷり浸かりました。
    おもしろい!だけではない、戦争やジェノサイドに関することについて、深く考えされられる内容だった。

  • 科学や人類学、医学や心理学などあらゆる学問が絡み合って今まで感じたことのないようなワクワク感を感じました。物語の根底にあるのは、「人類の愚かさ」であると思います。現実に「ヌース」が現れたとしても、人類はきっと同じ対応をするのではないかと。物凄いリアリティで、考えさせられます。

  • 一気に読み終えた!
    研究者と戦地と政府の3地点に分けられて描写されていて、時系列もわかりやすくスルスルと入ってきた。

  • 設定が非常に細かくそしてリアルで計算されたもの。こんな事も起こりうるだろうなと想像もしてしまう程のリアルさもある。アクション的な要素が多いので映画の方がもっと作品の良さが伝わると思う。

  • ハリウッド映画のような緊迫感もあり、視点が日本、アフリカ、アメリカところころ変わって飽きない。
    近い将来、本当に起きるんじゃないか?と思うほどリアル。人間とは何か、進化とは何か、めちゃくちゃ考えさせられた。

  • 実にオモロイ。
    映画で見たい。

  • 描写が巧みで、引き込まれるお話でした。
    ありえそうな内容と、専門的な内容を織り交ぜそれでいて難しくなくとても読みやすかったです。

  • 高野和明の長篇SF作品『ジェノサイド〈上〉〈下〉』を読みました。
    『グレイヴディッガー』、『幽霊人命救助隊』に続き、高野和明の作品です。

    -----story-------------
    このミステリーがすごい!2012年版1位, 週刊文春ミステリーベスト10 1位, 第2回山田風太郎賞受賞,  第65回日本推理作家協会賞受賞

    〈上〉
    2012年版「このミス」1位! 超弩級エンタテインメント!!
    イラクで戦うアメリカ人傭兵と日本で薬学を専攻する大学院生。
    二人の運命が交錯する時、全世界を舞台にした大冒険の幕が開く。
    アメリカの情報機関が察知した人類絶滅の危機とは何か。
    一気読み必至の超弩級エンタメ!

    〈下〉
    世界規模で展開する、現代エンタメの到達点!
    研人に託された研究には、想像を絶する遠大な狙いが秘められていた。
    戦地からの脱出に転じたイエーガーを待ち受けるのは、人間という生き物が作り出した〈地獄〉だった--。
    現代エンタテインメント小説の最高峰。
    -----------------------

    KADOKAWAが発行・編集するエンターテインメント小説誌『野性時代』の2010年(平成22年)4月号から2011年(平成23年)4月号に連載された作品… 第65回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門受賞作、第2回山田風太郎賞受賞作、2012年版このミステリーがすごい!1位、2011年週刊文春ミステリーベスト10・1位、第33回吉川英治文学新人賞候補作、第145回直木三十五賞候補作 等々、各方面から評価されているエンターテインメント作品です。

     ■プロローグ
     ■第一部 ハイズマン・レポート
     ■第二部 ネメシス
     ■第三部 出アフリカ
     ■エピローグ
     ■謝辞
     ■主要参考文献
     ■解説 瀧井朝世

    急死したはずの父親から送られてきた一通のメール… それがすべての発端だった、、、

    創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く… ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。

    同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた… 暗殺任務と思しき詳細不明の作戦、、、

    事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった… イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが……。

    研人に託された研究には、想像を絶する遠大な狙いが秘められていた… 一方、戦地からの脱出に転じたイエーガーを待ち受けていたのは、人間という生き物が作り出した、この世の地獄だった、、、

    まったく無関係だった二人の運命が交錯する時、全世界を舞台にした大冒険の幕が開く… アメリカの情報機関が察知した人類絶滅の危機とは何か!? そして合衆国大統領が発動させた機密作戦の行方は!? 人類の命運を賭けた二人の戦いは、度重なる絶対絶命の危機を乗り越えて、いよいよクライマックスへ……。

    人類の未来を賭けた戦いを、緻密なリアリティと圧倒的なスケールで描き切り、その衝撃的なストーリーで出版界を震撼させた超弩級エンタテインメント!!

    分類が難しいのですが… SF的要素に、ミステリ、冒険小説的な要素を織り込んだサスペンス作品かな、、、

    スケールが大きくて、エンターテイメント性が高く、映像作品を観ているような印象を抱きながら、愉しみながら読み進めることができました。

    ジョナサン・イエーガー等の傭兵たちを中心としたアフリカ・コンゴでの殲滅作戦⇒救出作戦、

    父の研究を引き継ぐことになった青年・古賀研人と日本語が堪能で創薬化学と、コンピューターに通じる韓国人留学生・李正勲を中心とした日本での得体の知れない敵に追われながらの新薬開発・製造、

    合衆国大統領バーンズや『ネメシス作戦』担当の若き政務官アーサー・ルーベンス等のホワイトハウスを中心としたアメリカでの人類への脅威を取り除こうとする機密作戦、

    それらがひとつの結末に向かっていく展開がテンポよく描かれていましたね… 読んでいて辛くなる大量殺戮のシーンは、無くても良かったかなー とも思いましたが、人類の愚かさを描くためには必要だったのかもしれないですね。

    主な登場人物の明るい未来が想像できるエピローグも好感が持てました… 面白かったです。

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著者プロフィール

1964年生まれ。2001年に『13階段』で第47回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。著書に『幽霊人命救助隊』、『夢のカルテ』(阪上仁志との共著)など。2011年、『ジェノサイド』で第2回山田風太郎賞を受賞。自著のドラマ化『6時間後に君は死ぬ』では脚本・監督も務めた。

「2012年 『グレイヴディッガー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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