- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041011263
感想・レビュー・書評
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サスペンス?SF?本当に起きているかもしれないけど、フィクションであってほしいような話。登場人物も実在するんじゃないかと思うほどリアルで。アメリカ、コンゴ、日本でパラレルで話が進むけれど、どこで起きているドラマも見逃せず、ドキドキハラハラ。最近地球外生物がいるかもしれない惑星のこととか、宇宙人研究のこととか、たまにニュースでみるけど、あれってあながちフィクションじゃないのかもとおもった。あとがきによれば、立花隆の「「文明の逆説」にインスパイアされた創作とのこと。創薬の過程(化学結合とか、受容体がなんちゃらとか)の話が難解すぎてほとんど理解できなかったのが残念。
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人間はチンパンジーと殆んど一緒ですね。
ただ言葉を知っているから世の中のエグさを正当化しているだけなのだと思わされました。
それと第一次アフリカ大戦という言葉を初めて知りました。近年の中東よりも酷い事を知りました。
宗教を信仰する事には抵抗をおぼえますが、隣人を愛する事が、やはり大事なんですね。 -
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2014/05/01
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単行本の時に話題だった本作、文庫本化なったので早速買って帰る。
難病の息子を抱えるアメリカ人の傭兵・イエーガーの章と、亡くなった父から謎の研究を残された日本人大学院生の研人の章が交互に語られ、それらにホワイトハウスに詰める分析官ルーベンスの項が挿まれ、畳み込むように物語は進む。
所々に創薬や進化論など生硬な話が挿まれ多少とっつきが悪いが、アクション映画もさながらのイエーガーの章は着々とミッション完了へと運び、冒険小説の王道とも言うべき巻き込まれ型の研人の章は、味方も敵も分からない中の逃亡譚に息が詰まる。
重なりだした2つのお話は、イエーガーたちの作戦遂行直前に新たな局面に事態が動き、思いもかけない次なる展開へ。下巻が楽しみ。 -
第二次世界大戦からベトナム戦争の発砲率が大きく変わったのが物理的距離と心理的距離のてこ入れがなされたから、という話で、実際に広島原爆を落としたアメリカ人兵士たちの余生がどんなものだったのか興味が湧いたので調べてみると、「奪った命より多くの命を救った」と原爆の投下を正当化しているような様子でインタビューにて答えている記事を見つけた。内容に対する賛否はともかくとして、自身の行った事に対する向き合い方としては最悪の場合を想定しそれよりも幾ばくか良かった、という考え方を持つことが自身を守ることにおいての最良の選択肢だと感じた。
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感想は下巻に記載。
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以前読んだ13階段が面白かったので手に取った。が、こちらも面白い。読み始めはコンゴ、アメリカ、日本がどう交わるのか分からないが、徐々に点と点が線になり始め、続きが気になるストーリー展開。1日で読了。