東京ピーターパン (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041011386

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかったです。
    過去にそれぞれの場所てバンドをやっていた人たちが偶然ひきこもりの少年が住むところに集まってしまったことで巻き起こる一晩の奇跡です。
    読み終わった後にすっきりする本ですね。

  • さまざまな境遇を持つ人たちがひとつの事故をうけて集まった一晩の話。面白かった!

  • ピーターパン。ネバーランドに住む大人にならない少年。小路幸也さんときて、ピーターパン。
    夢の溢れる、勇気の出るお話になりますね。
    人生いろんなことがあった。でも、音楽好きが集まって、音楽を通して、這い上がろうとしてる若者に手を貸す。希望溢れる展開に引き込まれてしまいます。

  • 何がどう繋がるのかと思ったらこういうことか、と。
    小路さんの作品はいつも平和で安心する。

  • それぞれの人生が繋がる系。登場人物の考えもそれぞれで人間味があり好き。

    勉強になりました。

  • こっち(留学先)でようやく買った文庫本
    帯に惹かれて買ったのは確かだし、表紙の「家」が「蔵」だって今気づいた

    一番最初の数ページから、次の杉田さんに移るところでやたら混乱した。
    時間違うし、人の名前出てくるし、語り口調ちがうし・・・
    たぶん帯の「東京バンドワゴン」の字につられて「あれ、東京バンドワゴンってないぞ?」ってなったんだと思う。
    (動詞おかしいけども)

    登場人物それぞれのエゴがはっきり出てきて「うっ・・・(グサリ」ってなるけど、やっぱ人間そういうもんだよなぁ、ってちょっと安心したというかがっかりしたというか。
    「ナモナキラクエン」はものすごく聞いてみたい。小路さんの本のいいところは音楽を聞きたい!ってなるところだなぁ。すごくいいんだもの。
    あたしもあの蔵の中の隅っこに座っていたいなぁ

  • 最初の1ページ目の印象に引っ張られて、最後にすごく腑に落ちた。
    多少のご都合主義的な部分はあるけれど、それは必要なものだから気にならない。

  • 全く無関係に思われる人間が「偶然」の積み重ねによって出会い一夜の夢を紡ぐたった1泊2日の出来事。

    全く関係ないと思われる人が2011年6月30日のそれぞれの日常を語り,それが最後には交わっていく。
    小路幸也・・・構成が上手すぎです。引き込まれました(^^)
    そしてHappy Endで終わらない"冷めた"ところがまた小路幸也らしいなぁと。
    一応,尻切れ感があったので★★★★です。

  • 2014 2/20

  • 普通の状況であれば決してつながることのない人たちが偶然が重なり出会い、一晩限りのバントを組む。
    そんな出会いのきらめきがとても素敵です。

著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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