怪盗探偵山猫 虚像のウロボロス (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.73
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本棚登録 : 1141
感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041015940

作品紹介・あらすじ

“悪人”に天誅を下す「ウロボロス」と名乗る謎の集団の取材を進めていた雑誌記者・勝村。取材中に陥ったピンチを救ったのは、あの男だった!?――爽快ピカレスク・アクションミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 鮮やかな犯行のあとには、必ず闇の悪事が暴かれる!これぞ平成のねずみ小僧か、はたまた単なる盗人か!?神出鬼没の伝説の窃盗犯、その名は〈山猫〉。天才的なハッカー〈魔王〉が偶然手に入れた携帯番号は、悪事に天誅を下すとして最近、巷を騒がせている謎の集団、〈ウロボロス〉へとつながっていた。〈魔王〉と〈ウロボロス〉、そして〈山猫〉、3つの正義が火花を散らす。最後に生き残る正義はどれだ!?痛快ピカレスク・ミステリー。

  • やはりとても読み易いし面白い!

    余りこねくり回さずさっと読める伊坂作品のような印象。

    これは全シリーズ読んでしまう。

    ☆3.5って感じ。

  • 怪盗探偵山猫シリーズ2作目。
    暴力団や外国人マフィアを狙い、叩きのめしていく正義の集団「ウロボロス」。
    彼らの行為は、一見すると正義の行いのようにも見えた。
    けれど、本当の目的は別にあった。
    とにかく展開が面白い。
    二重三重に考えつくされた山猫の作戦と、真の黒幕を引きずり出す手法は、いかにも今のネット社会が反映されている。
    前作で顔見知りになった勝村と山猫の、住む世界は違っているはずなのに、どこか通じあっているバディぶりが楽しい。
    神永さんの別の物語と少しだけリンクしている遊び心も、気づいたときにはちょっと嬉しかった。
    真生が決断した自分への責任の取り方もいい。
    けっして逃げることなく、自分なりの責任を取ろうとするのは勇気がいることだ。
    真生にかけた山猫の言葉は、ちゃんと真生の中で生きている。
    突然届けられたメールも、「やることが憎いね、山猫」と言いたくなるような。
    山猫なりの真生に対する励ましなのだろう。
    次はどんな展開が待っているのか。
    クールな山猫と、彼を取り巻く勝村たちの活躍が楽しみだ。

  • 2024.3.18 読了

    “悪人”に天誅を下す「ウロボロス」と名乗る謎の集団その実は…黒幕の正体はビンビンに矢印が向いてて早々からわかってるんだけどそれでもハラハラドキドキの展開が面白い。
    怪盗山猫がどうやって黒幕の犯罪を白日の元に曝すのか今回も勝村の鈍感でまっすぐ過ぎるところは苦手ではあったものの必要なキャラなんだよなと納得の結末でした。
    真生くんはまたどこかで登場してもらいたいなと思いました。

  • 得意な技で追いつめる。
    危険と背中合わせは承知の上で。
    うしろめたさを感じながらも突破することが大切。

  • シリーズ2

    圧倒的スピード感


    雑誌記者が巻き込まれたのは、
    ウロボロスという集団が行った殺人事件


    天才的ハッカー魔王、
    怪盗山猫、そして執念深く追う刑事

    どこを見てもワクワク満載



    天命探偵シリーズの山さんも登場して、
    確率操作官の影もチラリとあって、
    楽しい(^^)


  • 02月-10。3.0点。
    怪盗山猫シリーズ、第二弾。
    世直し集団とも言える「ウロボロス」という暴漢たち。
    取材する勝村。一方、中学でいじめに遭う少年が偶然にウロボロスの次のターゲットを知り。。

    スピード感有り、終盤の黒幕Kへの展開は流石。面白かった。

  • #読了 #神永学 #怪盗探偵山猫 #角川文庫

  • 山猫と勝村の仲の良い感じがとても好き。
    山猫の飄々としているようで大事なところは決めてく感じがかっこいい〜!

  • シリーズ#2。現代日本版ルパン。頭からっぽにして楽しく読める。

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著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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