心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 祈りの柩 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041017739

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  • 【あらすじ】
    八雲のもとに、また幽霊騒動の相談が持ち込まれた。町の外れにある泉で、水面から這い出てきた幽霊に遭遇して以来、友人の女の子が謎の歌を歌い続けているというのだ。一方後藤刑事は、警察関係者の孫が悪霊から殺人予告を受けているという案件を調べる中、ある人物と運命の邂逅を果たす。それをきっかけに明らかになる封印された後藤の過去。そして教会で起こる密室殺人。後藤の過去と事件の真相は、人々に何をもたらすのか!?

    【感想】

  • バラバラな登場人物が最後には繋がる。後藤さんメインのストーリーで楽しめた。

  • ANOTHER FILES第2巻を読破。

    本編では八雲の出生や因縁がメインで、こちらではサブキャラたちの過去がメインになっています。

    前回は石井さんの高校生時代のトラウマ話だったけれど、今回は熊こと後藤刑事の過去が。

    中学生八雲と再会する前に起きた事件と、今回の幽霊騒ぎ事件が交差して。

    犬猿の仲だったかつての相棒との再会。

    そこで起こる殺人事件。

    うーん、最初はその人が怪しいなあ……と思っていたのになあ。

    神永さん作品では刑事さんが怪しいというのがだいたいだったんで。

    苦笑

    思いきり当てが外れてしまいました(;^-^)

    今回はだいたいすべて予想が外れまくりました。

    なので読んでいて「まじか!?」「うえぇっ!?」と驚きの連続で。

    すごくおもしろかったですー。

    ぶっちゃけ、第1巻のよりもこちらのお話が好きですね。

    前回のは……うん。

    「納得できません」

    っていう感想が読後に残ってしまったからなあ。

    今回の、後藤刑事とかつての相棒さんのいがみ合いは、なんとなくわかるからなあ、私も。

    「こいつ嫌いだ」と思ったら、理解ろうともしないからね、ほんと(;^-^)

    ああ、だからわりと感情移入できたのかもしれませんね。

    私と同じ感じだったから。

    スケジュール帳に簡単な感想を書いているのですが――

    表面的な付き合いの危うさを知った、と書いていた。

    ちゃんと踏み込んで話を聞いたり、イメージだけで決めつけたりしちゃいかんよなあ、と思いました。

    付き合って、それでもダメだと思ったらダメなんだろうけれど。

    今回の事件はちゃんと話していれば起きなかったんじゃないの? と思ってしまいました。

    会話、大事。

    「表面的な付き合い」、か……。

    腹割っての会話とかしないし、ことなかれ主義だから、本心とか出さないし。

    付き合いが切れればあっさり忘れ去られそうだなあ。

    (>_<)

    さて――

    当初「こいつ怪しい」と思っていた人物がまさかの展開で、うぇ!? となり。

    けど彼があんな目に遭っているのにも理由があるんだろうなあ、と思いつつ。

    一行が持っている事件がどう一本になってくるのか、とドキドキしながら読んでた。

    実は最初はちらっと数行読んで、しばらく積読状態にして、またちらっと読んでの繰り返しでした。

    けれどいざ読み始めると続きが気になって仕方なかった。

    そして今回の幽霊さんはなんというか……(´;ω;`)

    天使と思われても納得。

    私だったら恨みごと抱えてそうだしなあ。

    苦笑

    この「祈りの柩」は舞台化するようです。

    残念ながら私は観に行けませんが……。

    どんな感じに仕上がるのか、ちょっと気になりますねー。

    石井さんの「走った。転んだ」の下りはあるのか、とかwww

    本編の続きも心待ちにしています。

  • 今回は後藤警部
    なかなかな珠玉のストーリーでしたよ
    毎度思いますが、死者であろうと人を思う心は美しい

著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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