翻訳百景 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041018637

感想・レビュー・書評

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  • 越前敏弥さんのブログはたびたび読んでいたのだが、このたび、ブログの記事+お仕事に関するあれこれがまとめられるということで手に取った。

    前半は「文芸翻訳ってどんなこと、プロの翻訳者はどんな作業をしなければならないか」について、ご自身の訳書で発生した作業や経験を例にとって触れられている。作品を訳するうえでの苦労話は翻訳家さんのエッセイでの定番素材なのだが、この本のように、「出版翻訳は個人の作業であって個人の作業ではない」という面が取り上げられているのは、翻訳者さんのご著書ではあまり見かけないように思う。編集者さんのアシストや、翻訳学校の生徒さんからのアイデア出し(授業というよりワークショップ的な)、共訳者チームとの訳語・設定すり合わせ作業などがリアルに描かれるので、文芸翻訳の勉強をしようかと考えていらっしゃるかたが見落としている局面を知ることができ、意外にプラクティカルなのではないか。個人的には、大森望さんの『新編 SF翻訳講座』と併せて読めば、翻訳という作業、作品についてかなりクリアに見えてくるのではないかと思っている。

    後半、特に最後の章は、書店イベントで見聞きした内容と重複するものが多いのだが、「はじめに」で述べていらっしゃることにすべてつながる。実数3,000人といわれる翻訳書の読者を増やすため、その魅力を伝える機会を増やしていくのはなかなか一筋縄ではいかないし、翻訳書の訳者名を覚えているのはその中でも一握りで、大部分が「『ハムレット』面白かった!」と作品名だけ記憶して終わる。広げにくい間口、残りにくい名前という試練(というのかな)を何とか打開していくための取り組みが紹介されるのは、今までの翻訳者さんのエッセイでは見られなかった。越前さん以外にも、翻訳者さんによる海外文学の紹介イベントや小冊子を目にする機会が少しずつ増えてきたということから考えると、この本で紹介される読書会や書店イベントは、朝ドラ的表現をすれば"First Penguin"的な動きだったんだろうと思う。

    和訳に関して、卑語的なサンプルが出ているのでそのあたりの受け止めかたはいろいろあると思うが、私はぎりぎり許容範囲(たぶん)。

  • 翻訳家が洋書、特にミステリーの翻訳の難しさをつづった一冊。

    洋書を翻訳する上での苦労を色々と知ることができた。
    また、洋書がなぜ読みにくいかということが理解できた。

  •  実は、翻訳小説が得意では無い。
     名前がカタカナだし、聞き慣れない地名だし、習慣だし、世界観を理解するのに時間が掛かる。しかし、最初は読みつらいのだが、中盤で理解し終えた後の加速感というのはすごく面白くて、読み終えると読んで良かったなぁと感じる。

     翻訳家による、文芸翻訳にまつわるエッセイなのだが、言葉に対するこだわりはもちろん、構成や物語に対する情熱がすごい。そしてミステリ小説の翻訳の謎を丁寧に読者にしめすことになれているせいか、このエッセイでも情報の提示のタイミングが見事。

     ああ、問題があるとすると、また読みたい本が増えた。

  • ◆きっかけ

    本屋でたまたま見かけて購入しました。2016年2月発売。割と新しい新書です。

    ◆著者について

    著者の越前敏弥さんは文芸翻訳家。存じ上げなかったのですが、映画になった『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』をはじめとする海外ミステリーや児童書の訳書、それから語学学習や翻訳技術を扱った著書があるようです。

    著者インタビュー
    http://www.cavapoco.com/trs-data/interview/echizen/index.html

    訳書と著作リスト
    http://www.cavapoco.com/trs-data/interview/echizen/bib_index.html

    これは「自分自身で全作品にコメントをつけている唯一のリスト」(出版翻訳データベース: 翻訳百景)だそうです。

    講演、イベント、読書会などの活動について
    http://techizen.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/2017-0bf6.html

    読書好きということで、読書や翻訳書の普及に努めているそうです。

    ◆この本からの影響

    自分の翻訳と分野は違えど、翻訳についてのあれこれがとても参考になりました。それに加えて以下のさまざまな活動を知ることができてよかったです。

    ・翻訳百景という著者ブログ
    ・読書探偵作文コンクールという取り組み
    ・翻訳訳語辞典サイト
    ・読書会(直近のレポ)

    読書探偵作文コンクールは、作文以外のもの(たとえば絵や詩、手紙など)形式を問わずに受け付けているとのことで、とても楽しそうです。自分の子どもにも同じようなアウトプットを促してみようと思いました(現在4つの娘は、本や映画のワンシーンを気まぐれに描いている程度)。小学生になったら応募させてみたいです。

    読書会も楽しそうです。近年ミステリー小説(というよりフィクション自体)を読んでいないのですが、時間配分の都合上優先度が低いだけで、読みはじめたらハマると思います。子どもが大きくなって自分一人で行動できる時間が持てるようになったら、水泳の再開に加えて読書会にも参加してみたいところです。

    ◆参考になった箇所の引用

    *第一章 翻訳の現場

    >翻訳の仕事をしている人ならだれもが一日じゅう辞書を引きまくっている。キャリアが長くなればなるほど、思いこみによる誤読の恐ろしさが身に染みてわかるから、調べ物にはぜったいに手を抜かなくなるのがふつうだ。

    >なるべく直喩は直喩、隠喩は隠喩のままで訳すこと。

    >日本的すぎる訳語は避けること。

    >編集者をはじめとした客観の目を通さずに、質の高いものを作るのはきわめてむずかしい。

    >翻訳書のタイトルは訳者が決めると思っている人が多いようだが、実はそうではない。考えるのはおもに担当編集者で、会議にかけたり営業サイドの意見を聞いたりして決まるのがふつうだ。

    >文芸翻訳者としては、わかりやすい訳文を心がけながらも、原文が硬質のものは同じくらい硬質の日本語に、柔らかいものは同じくらい柔らかい日本語にするのが大原則だと考えている。

    >フィートやポンドのままで訳せば「わかりにくい、イメージが湧かない」と批判され、メートルやグラムに直して訳せば「英米人が使うはずがない、興醒め」と言われてしまう。

    >近ごろは中学生ぐらいでも、ポールやジェーンの性別がわからなくて、それが海外作品に親しめない理由のひとつになっているという。

    >わかる人だけわかればよいと割り切るスタンスと、万人がわかるように徹底的に説明するというスタンスがあり、訳文はその中間のどこかに着地させなくてはならない。

    >端的に言えば、原文が一文なら訳文も一文にするのが大原則で、よほどのことがなければそのルールを破るべきではない。

    >一文が長く、もってまわったかのような言いまわしを個性とする作家もいれば、細かく刻んでリズムを生むのが個性である作家もいる。それを無視したら、もはや文芸翻訳とは言えない。

    >中級ぐらいの学習者の訳文を見ていると、リズムよく切り刻んだ訳文を作るのが高度な技巧だと思っているらしい人がときどき見受けられる。現実には、一定以上のわかりやすさを保ちつつ、原文の粘っこさやしつこさを生かす訳文を作るほうがはるかにむずかしい。切り刻んでばかりでは逃げのテクニックしか身につかない。

    >ダン ・ブラウンの作品はどれも 、ひとつひとつの章が短く 、視点人物がめまぐるしく変わる形がとられている 。これはきわめて映画的な手法で・・・(中略)・・・訳文もまた映画的でなくてはならないが、それにはどうすればいいのか。簡潔に切れ味よく訳す、というのがひとつの答だが、もうひとつ、重要な鍵を握るのが、文末を過去形で訳すか現在形で訳すかということだ。

    >大ざっぱに言うと、客観(登場人物の動作や事物の状態など)を過去形、主観(視点人物の見たもの、聞いたこと、考えたことなど)を現在形にすると、うまくいくことが多い。

    本書と同名の著者ブログ「翻訳百景」にも参考になる記事がありました。

    訳文作りのメモ: 翻訳百景
    http://techizen.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-91fb.html

    地の文が現在形である場合: 翻訳百景
    http://techizen.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/post-4884.html

    語学力について: 翻訳百景
    http://techizen.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/post-6d9d.html

    連載「出版翻訳あれこれ、これから」完結: 翻訳百景
    http://techizen.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-0bf0.html

    *第二章 『ダ ・ヴィンチ ・コ ード 』 『インフェルノ 』翻訳秘話

    >黒幕の正体が明かされるまでの百ページ程度の部分に、二重に解釈できる名詞・動詞・形容詞が何十も埋めこまれていて、訳語を誤れば作者の意図を台なしにしかねない。

    >次作の『ロスト・シンボル』からは、歴史的事実や科学の法則に明らかに反するような若干の単純ミスを除いて、訳文では調整しないことにした。物語を楽しんでもらうことが何よりも優先されるべきだからだ。

    >辞書にない新たな訳語を創出せざるをえないことは、小説の翻訳ではしばしばある。

    >原作の翻訳者が映画化作品に仕事で直接かかわることはきわめて少ない。

    >文芸翻訳と映像翻訳はまったく別の仕事である。そして映像翻訳でも、字幕と吹替では大きく異なる。

    >知的好奇心を刺激するタイプの翻訳ミステリーとして、『黒後家蜘蛛の会』『時の娘』『墜落のある風景』などをくわしく紹介した。

    >映画で先にラングドン(僕を使う)を知った読者のこともある程度考えて、『ロスト・シンボル』の訳文では、「わたし」を省略できるところはかなり削って減らしてある。

    >ほんの五、六年でコンピューターや通信のツールがあまりにも大きく進化したということだった。『ダ・ヴィンチ・コード』では、後半の暗号を解読するために大学の資料館へ出向き、データベースで十五分かけて検索するのだが、映画ではバスのなかでスマートフォンを使ってあっという間に答を出してしまう。『ロスト・シンボル』でもブラックベリーやiPhoneが頻繁に登場し、ツイッターについての言及もあるため、わたしも話を理解するために訳出中にiPhoneを購入し、ツイッターもはじめた。

    >本筋とはあまり関係ないところで、作者は『神曲』がらみのちょっとしたことば遊びをおこなっている。これはあまりにもさりげないので、原書を読んだ読者の何分の一かは、おそらく気づかなかったはずである。日本語版については、最後まで読んだ人ならかならずその遊びに気づくように処理したつもりだ。

    >(パロディ本の『The Da Vinci Cod』は)ことば遊びが多いこともあって、訳書として世に出すのはむずかしいが、語学や翻訳のトレーニングには最高。

    >ある美術館で、口に巨大なタラ(cod)をまるごと突っこまれて窒息死した男の死体が見つかる。この難事件を解決すべく、警察から協力を要請されるのが、ロンドン大学のアナグラム学者ロバート・ドングラン教授。本家『ダ・ヴィンチ・コード』と同じく、ちょっとした誤解によって事件に巻きこまれ、途中でさまざまな暗号を解読しながらの逃走劇が展開するのだが、その暗号や話の展開のばかばかしさ、くだらなさと言ったら……

    >「ドンカン」と訳してきた生徒がひとりいた。本家『ダ・ヴィンチ・コード』とちがって、間抜けなミスを連発する人物なので、「鈍感」に変えてみたという着想はおもしろいが、やはりパロディ作品であることを考えて、「ラングドン」からなるべく離れないほうがいいだろう。

    >東京のクラスで訳してきてもらったところ、おもしろい例として「ジャック・サウナニイール」

    *第三章 翻訳者への道

    >翻訳という仕事は知識や判断力や人生経験のすべてをつぎこんでおこなうものだから、「前史」が無関係であるはずがない。

    >日本語も含めた言語の構造や内外のミステリーの論理性に興味を持っていたことのほうが大きいと思う。翻訳の仕事には、徹底した調査に基づく謎解きの要素がかなりあるから。

    >読む速さより深さのほうがはるかに重要な翻訳という仕事

    >おおぜいの候補がいるなかで自分を選んでもらいたかったら、締め切りは「守る」ものではなく、「攻める」ものだと考えていたからだ。

    >中学受験専門の学習塾には、「中学受験の結果で最もよいのは〝努力して落ちること〟、二番目は〝努力して受かること〟、三番目は〝努力しないで落ちること〟、最も悪いのは〝努力しないで受かること〟」というモットーがあった。

    著者がこの章の一部をブログで公開しています。

    『翻訳百景』刊行1周年+「なんのために学ぶのか」全文掲載 - 翻訳百景
    http://techizen.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/1-5890.html

    *第四章 翻訳書の愉しみ

    >二〇〇九年の秋から、翻訳者、書評家、編集者の有志が集まって、翻訳ミステリー大賞シンジケートというサイトを運営している。ひとりでも多くの読者に翻訳ミステリーに興味を持ってもらうために、ほぼ日替わりで書評や紹介記事を載せ、各種イベントの主催や後援をおこなっている組織

    >『ピザマンの事件簿』の読書会をピザ専門店で開催し、ディック・フランシスの競馬シリーズの読書会を競馬場で開催した名古屋。「翻訳ミステリーのABCからXYZまで」というサブタイトルをつけ、『ABC殺人事件』を皮切りとして、アルファベットにまつわる課題書を選びつづける福島。色にまつわる課題書を毎回選ぶ仙台。昼の読書会と夜の読書会を並行開催し、昼はイギリスの格調高い古典作品を紅茶専門店で、夜は現代の諸作品を公共の会議室などで扱う大阪。三か月に一度では足りないと言って、メンバーの一部が自主的に毎月スピンオフ読書会を開催している横浜。古民家で開催し、二次会はマジックバーへ繰り出す金沢。課題書にしようとしたルース・レンデルの『ロウフィールド館の惨劇』が絶版だと知ってもあきらめず、全国の読書会メンバーから募って二十冊以上を集め、みごと開催にこぎ着けた札幌。楽器博物館の見学後に『ヴァイオリン職人の探求と推理』の読書会をおこなった浜松。第一回をいきなり鵜飼と抱き合わせで開催した岐阜

    >小学生対象の読書探偵作文コンクールは、二〇一〇年にスタートして毎年おこなわれ、二〇一五年までに六回開催されている。

    >まず、形式が自由であること。課題図書はなく、作文の書き方にも制約はない。もちろん通常の感想文でもよいが、物語のつづき、登場人物への手紙、何作もの比較考察など、本を読んで頭に浮かんだことならなんでもかまわない。絵やグラフ、工作や音声ファイルなどで補足してもよい。

    >短期間に何人かの共同作業で翻訳を進める場合、大事なのはチームワークのよさと、まとめ役がいるかどうかだ。どんなに力のある人を集めても、そのふたつの条件が満たされていなければ、意見が食いちがって収拾がつかなくなり、たとえ期限までに仕上がったとしても、訳文の質はきわめて低くなる。もちろん、明確な師弟関係がある場合はその二点に問題はない

    >原文を深く読みこんで考え抜くことと、日ごろからことばの豊かなストックを作っておくこと。そのどちらが欠けても、こんな訳語はひねり出せない。

    >thoughtfullyに対しては、最初の「頭の隅では」と中ほどの「十二分に」があてられている。一語一語を訳したというより、文全体の意を汲んで、自然にそのような処理になったのだと思う。これもまた、なかなか真似のできない高度な技巧

    >thoughtfullyという語の訳しづらさは、文芸翻訳に少しでも取り組んだことがある人ならだれもが知っている。辞書にいくつか訳語が載っているが、どれひとつとして使えたためしがない。毎回毎回、文脈に沿ってそのつど考えなくてはいけない厄介な単語だ。

    ◆関連して読みたい本

    ・『越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文』
    ・『越前敏弥の日本人なら必ず悪訳する英文』
    ・『英和翻訳基本辞典』
      このブログで知った。
      『英和翻訳基本辞典』について: 翻訳百景
      http://techizen.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-0827.html
      これは買いたい。
    ・『絵本翻訳教室へようこそ』
      このブログで知った。
      『絵本翻訳教室へようこそ』: 翻訳百景
      http://techizen.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-5071.html
      読みやすい絵本については『えほんのせかい こどものせかい』がよかったので読み比べてみたい。
    ・『Six-Words たった6語の物語』
      このサイトで知った。
      six words について: 翻訳百景
      http://techizen.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/six-words-b8c0.html

  • CL 2016.7.22-2016.7.24

  • 一章二章は、翻訳者として心がけていることや裏話で、1読者として、そうそう!翻訳にはまさにそれを求めているのよ~!ということばかりである。三章は、勉強の方法や講師という立場での話で、読者のためというよりは、翻訳者を目指している人にとって身になるのではないだろうか。

    四章の、「思い出のマーニー」をチームで訳していく翻訳秘話は面白かったが、先行する岩波少年文庫について全く言及がなされていなかったのが、ちょっとだけ不満だった。まあ、私が出会って心に残っているのがそれだったからというのもあるわけだけれど、先行作品には常に敬意を払うべき…と思っている。

    「日本翻訳大賞/読者賞」の「ストーナー」に1票を投じた1読者としては、最後のほうの東江さんの話に、しみじみしてしまった。
    「ストーナー」は実に素晴らしい作品である。私は、ことあるごとに人に、本を読む大人に、薦めている。薦め続けるだろうと思う。

    翻訳のご苦労は、1読者になんか計り知れないものだろうと思うが、読者はいつも待っている。どうかどうか頑張って届け続けていただきたい。

著者プロフィール

越前 敏弥
1961年生まれ。文芸翻訳者。訳書『世界文学大図鑑』『世界物語大事典』(以上、三省堂)、クイーン『Yの悲劇』、ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』(以上、KADOKAWA)、ダウド『ロンドン・アイの謎』、ブラウン『真っ白な嘘』(以上、東京創元社)、ハミルトン『解錠師』(早川書房)、マッキー『ストーリー』(フィルムアート社)など。著書『文芸翻訳教室』(研究社)、『翻訳百景』(KADOKAWA)、『名作ミステリで学ぶ英文読解』(早川書房)、『はじめて読む! 海外文学ブックガイド』(河出書房新社、共著)など。

「2023年 『オリンピア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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