- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041020739
感想・レビュー・書評
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目の前で人一人ぶっ殺してハッピーエンドに持ち込むヒロイン
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2015.8.7 読了
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ン~、ホラーじゃない気がします。
死神は出てくるけど、ホラーと思って読んだらがっかりです。
ストーリーはまあまあ楽しめたけど・・・
次に期待して続編を買うかどうか迷ってます。 -
“気づくとアイスキャンディは根元まで、棒ごとかじりとられていた。涙目になる七名子に、死神はぐいと顔を寄せる。
「俺の名は『死神』じゃない。宇城霊一郎だ」
「だって、死神であることは事実でしょ!?」
「なら、おまえは『人間』と呼ばれたいか?」
「うっ」
言葉につまる七名子の顔をしげしげと見て、宇城は首をかしげた。
「おまえ……」”[P.72]
死神のうしろと、そんな彼の事がみえる七名子。
抱えてる問題の真相は読んでても簡単に想像付くけれど、それにたいして二人がどう対処するのかが楽しい。
色々と謎を残してる感じで、次巻以降でそれが明らかになれば良いな。
“しかし宇城は気にするようすもなく、ポケットに手を突っこんだ。そこから、一枚のカードが出てくる。
「"眩惑可擬<マドワシカギ>"」
カードが光を放ち、金色の鍵が現れる。宇城=梢が、その鍵で通用口のドアに触れると、カチッと鍵の開く音がした。
彼らはそっとなかに忍び入る。
「"無姿露傘<ムシロカサ>"」
次に出したカードは、透明の傘に姿を変えた。宇城=梢はその傘を、自分と七名子にさしかけた。
「これをさしていれば、人間には姿を感知されない。監視カメラにもだ」
「……あんたがだんだん、陰気な猫型ロボットに見えてきたわ」
「それは、褒め言葉なんだろうな?」”[P.140]
20180503 再読