小説 星を追う子ども (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041026311

作品紹介・あらすじ

父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄を忘れられない少女アスナ。そんなアスナの前にある日、アガルタという遠い地から来た少年シュンが現れる。二人は心を通わせるが、シュンは突然アスナの前から姿を消してしまう。「もう一度あの人に会いたい」と願うアスナの前にシュンと瓜二つの少年シンと、妻との再会を願いアガルタを探し求める教師モリサキが現れる。そして開かれるアガルタへの扉。3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る――。それは、“さよなら"を言うための旅……。『君の名は。』新海誠監督の劇場アニメ『星を追う子ども』(2011年)を小説化。

感想・レビュー・書評

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  • アガルタという言葉を聞いて20年以上前に流行った!?魍魎戦記MADARAを思い出しました。


    確固たる目的もなく、ただ漠然と旅をするアスナと、死んだ妻を蘇らせるために旅するモリサキ。
    二人は異世界のアガルタを旅する。


    無理矢理例えるならば!
    死んだパズーともう一度会いたいと思うシータと我欲に囚われない優しいムスカが旅をする物語!

  • 原作の映画は星5!ジブリ好きな人は絶対見てほしい、(尊敬が込められた)パロディのオンパレードなので。雰囲気はめちゃくちゃジブリだけど込められたメッセージ(生死や別れ)は新海誠らしく一貫してると思う。なんだけど小説は星4かな…
    これは原作アニメ見てから小説読んだ方がいい。アニメである程度情景が分かってないと伝わりにくいと思う。ただ、アニメにはなかったシーンやアニメでは拾いきれなかった心情の表現が書き足されていて読んで良かった。ほしのこえ以外は履修した新海誠ファンから言わせていただくと、この物語のテーマはすずめと繋がっているし他の新海作品を彷彿とさせるシーンも満載でエモい。

  • 地底社会に入っての冒険。オルフェといざなぎの黄泉の国探検に重なる。

  • ◆谷間の鉄橋、アスナの壮大な旅が始まる◆
    山間の町に暮らす6年生の少女アスナのお気に入りの場所は、谷間の鉄橋を渡った高台だった。ある日アスナはそこで、アガルタという地からきた美しい少年と出会う。それがきっかけとなり、アスナと少年、アガルタを探し求める教師モリサキの、伝説の地へ向けた壮大な旅が始まる…。
    新海誠監督の劇場アニメ「星を追うこども」を、あきさかあさひがノベライズした作品である。

  • 桃山学院大学附属図書館電子ブックへのリンク↓
    https://web.d-library.jp/momoyama1040/g0102/libcontentsinfo/?cid=JD201706000183

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  • 今までの作品の中で、一番ファンタジー要素が強い作品だった。死んでしまった人を大事にするのか、生きている人を大事にするのか… とても難しい問題だと思った。

  • 主人公アスナの住む町、新海誠のふるさとである「長野県小海町」の風景がモデル。山で出会ったアガルタから来た少年シュンが、病で亡くなったことから、主人公たちが死者が蘇る国、地下世界アガルタへと飛び込んでいく、冒険ファンタジー。

    ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB24000028

  • 何が言いたいお話だったのかな。映画を見ていないから壮大なストーリーが伝わりにくく、読みやすい文章だったけれど何にも心に残らなかったのが非常に残念。死を覆すことや戦い、冒険、人を想うことなど様々な要素を盛り込んでいたけれど上滑りしていて結局何事も起きていなかったように思うのは私だけなのだろうか。

  • クラスの子からの成績に関する軽い妬みや、母子家庭で夜勤の母親とのすれ違い、などのモヤモヤも抱えながら、高台で鉱物ラジオを聴くことを気に入っているアスナ。ある日、高台への道で謎の怪物に出くわしたアスナを助けた少年・シュンはアガルタから来たという。シュンと、翌日の約束をしたが翌日、高台下からシュンの遺体が発見されたという…
    同じタイミングで、学校の森崎先生が亡くなった妻を生き返らせるために地下都市伝説のことを調べていることを知るアスナ。「アガルタ」に行けば亡くなった人を蘇らせることができるのか?

    …この手の「異世界の住人とエンカウント」系にありがちな「…今の二言三言だけで伝わったの?」「え、冷静に考えたらこの人たちちゃんと会って話したの昨日の今日の話だよね、何でそこまで思い入れがこの短時間に…」みたいな場面が結構多い。そのへんの、空気と流れで押し切られるように話が展開していくところがやや苦手

  • 2018/4 7冊目(通算59冊目)。新海誠氏の同名映画のノベライズ。映画は公開時と配信サービスで2回観賞済。今回、ノベライズを読んだが、映画の話とあまり変わらない(と思う)ので、率直に言って大した感想はない。文章を読んで、映画を見た時の場面を思い出す程度。不思議とアニメで見るより、文章で読んだ方が話をストンと理解できたような気がする。(前にアニメを見ているからかも知れないが)。普通です。感想はこんなところです。

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著者プロフィール

1973年生まれ、長野県出身。
2002年、ほとんど個人で制作した短編作品『ほしのこえ』でデビュー。
2016年『君の名は。』、2019年『天気の子』、2022年『すずめの戸締まり』公開、監督として国内外で高い評価と支持を受けている。

「2023年 『すずめの戸締まり(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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