情報の「捨て方」 知的生産、私の方法 (角川新書)
- KADOKAWA/角川書店 (2015年5月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041028445
作品紹介・あらすじ
人生も仕事も、どう“情報を捨てるか”で質が決まる。「良い情報はどこ?」などと考える前に、疑え、見極めろ、距離を置け。人、街、テレビ、ネット、スマホ……知的生産をするための、「情報活用」以前の教科書。
感想・レビュー・書評
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やはり色々なところから刺激を受けることが大事で、時間は有限なのだからそれを大事に使うということだ。本の書評サイトHONZ知らなかったのでこれから使えそう!
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元日本マイクロソフト社長の成毛さんによる情報収集論。
分かりやすく書かれているが、いずれも納得できる内容で、誰しも読んだ方が良いと思える内容だった。
てっきり、脳の記憶容量には限りがあって、それを活かすためにどうすればよいのか、それを自身の経験になぞらえて書かれた本かと思い、ある意味間違っていないのだが、もっと個人的な体験に基づく内容だった。副題の「知的生産、私の方法」一層、本書の内容を示している。
本書内にあったプレゼンテーションは、笑いが取れたら成功というのは、自分が日頃思っているところとも共鳴する内容だった。 -
情報というものとの接し方をあらためて解いてくれた書籍だった。ためになった部分を概要として記載すると、摂取する情報、断絶する情報の取捨選択の方針をインプットできたこと。接種する方法としても、ソースを多様化することに触れていた。そうすることで、情報リテラシーもあがり好循環を生みだすに違いないと思された。
長いようで短い人生。必要な情報をしかと見極めていこう。そう決心した! -
810
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人生は短い バカ情報に構っている暇はない がメッセージ
私たちの時間を奪おうとするもの、それは情報です。
自分の時間を奪うだけの情報は徹底的に捨て、遠ざけ、触れない
気になったのは次です。
捨てるには2つの意味がある ①本当に捨てる ②頭の中から消す
情報は3種類 ①インテリジェンス ②インフォメーション ③データ
限られた人のみが知ってるのがインテリジェンス、そうでないのがインフォメーション、データには価値がない
ダメ情報はその存在を知っただけで、よからぬダメージを受ける。人は易きに流れると質の見きわめができなくから。
真実より事実 興味があり、また、情報として価値があるのは事実、つまり、実際に起きていることだけ。
ベストセラーは読むな
その本を少しでも面白そうだと思ったら、その場で買え、後で買おうとおもっても忘れてしまうことがある。面白そうと感じたことはそれなりに意味のあることなので、読まないより読んだほうがいい。
学問上の情報は独学でいい。書物からも充分に得ることができる
とびきりの情報は仲がよくなった人からもたらされる。だからいい情報を得たいのなら、多くの人と仲良くなること。
気さくで偉ぶらずに、面白い話ができる人に声をかける。そして、面白い話をするなら、出し惜しみせずにどんどん提供すべき
新しい驚くべき情報に触れたら、その情報がいつ発せられたのかを確かめる習慣をもつ。情報のウラをとる、複数のソースに当たれといっている。
情報の吟味、縦軸で比較:時間軸で比較、横軸で比較:反対意見を探す
面白い本だけをよむ、 ①つまらない本を排除する、②面白い本を選び出す(装丁とタイトルをまず見る)③書評をレビューする
人を見極める ものの見きわめよりも圧倒的に難しい ①実際に仕事をさせてみる ②顔つきなどよりも、しぐさを見る
頭に情報を入れないためにノートに書く 社会人はノートを美しくかかなくてもいい、試験を受けるわけでないから
メモしたらそれを忘れない、そのために、ビジュアルに思い出せるようにサインペンなどでマークしておく
ネタ帳にキーワードをたくさん書いておく、なぜなら、やったことがないものを人は思い出せないから
ぼんやりとした情報は、実は有益であったりする
そのときはおもしろかったのに、あとから内容をきちんと覚えていないのは、後で他人にそのおもしろさを伝えるため、見たり、読んだりしていないから。つまり誰かに伝えるために自分で情報を整理していないから伝えられない。
情報は書いて残しておけば、あとから見直すことができる。
付箋をはるのは、忘れることを前提とした作業、読んだ内容を忘れていいと知ることが本を多く読むこつ
忘れきれずに残った情報が、教養
思い出すことができるように、どこかに書く、本棚にならべる、誰かに話すなどでして、トリガーをちらばめておく。
情報を入手して、見極め、噛み砕いて、自分なりに生み出す。これをくり返すことで、情報への感度も、情報を扱う体力も養くことができる。
もくじ
はじめに
序章 「情報とは一体なにか」
1章 情報を「入手する」
2章 情報を「見極める」
3章 情報の「非整理術」
4章 情報を「嚙み砕く」
5章 情報を「生み出す」
6章 情報を「活用する」
特別章 成毛眞の「情報」個人史
ISBN:9784041028445
出版社:KADOKAWA
判型:新書
ページ数:188ページ
定価:800円(本体)
発売日:2015年05月09日 -
S図書館
成毛氏、堀江氏の情報論を同時に読んだ
仕事が違うからやり方もそれぞれだが、お二人共デマ情報はすぐ見抜くことができる
成毛氏は価値があるのは事実だけの情報で、時間を奪うだけの情報は徹底的に捨て、デマは遠ざけるスタンス
堀江氏は質より量で情報を狩ってくる、情報強者を探し自分も強者になる
実はこのお二人は飲みに行く仲だ
本という情報も自分に必要かそうでないか、取捨選択を念頭にしていかねばならない
《抜粋》
47情報として価値があるのは事実つまり実際に起きていることだけ
53大衆が読んでいる本を読んでいたら大衆に埋もれてしまう、ベストセラーは読まない
78ウソ情報遠ざける習慣
その情報の発信時期を確認する
情報の裏取りをする
時間軸で比較する、いつからあったのか
対立軸で比較する、反対意見を探す -
f.2021/4/20(2nd)
f.2015/5/13
p.2015/5/9 -
ジャンク情報(本、ニュース、人など)から離れて、質の高いものを摂取する。
自分とは対極にあるようなものも教養として役立てる。
と、いうことなのか。
ある程度情報元を絞ったら、やはり情報摂取は行っていくことが社会人としては必要。