櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間 (角川文庫)
- KADOKAWA (2016年1月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041030042
作品紹介・あらすじ
正太郎のもとに届いた衝撃的な写真。それは、心を通わせた愛犬の無残な写真だった。宿敵・花房の仕業かと怒りを感じる正太郎だが、花房から驚きの依頼が届き……。正太郎に迫る危険、そのとき櫻子さんは……。
感想・レビュー・書評
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メインとなっている1話目の「狼の時間」はどうも好きな話じゃないなあ・・・
2話目のサブストーリ的な「午前4時のノック」はいい話。
結局何度も何度も殺人事件に巻き込まれるのは設定と分かってても不自然なんだよなあ・・・ -
図書館で。
少年はそろそろ自分が無力であると悟った方が良いと思う。そしてなんで誰もかれも少年を特別視するんだろうか。無力で思慮のない、ナイーブで面倒くさい子供なのにな。
磯崎先生のなんというかマイペースなナルシストぶりが好きです。あの不器用なやさしさとかも。 -
ししゃもの刺身はなかなか食べられない。今巻もいいグルメリポーターだった。ちょっと冷静に考えればphantomがひどい嘘を言っているのは分かるのに、気持ち悪い正義感で動く正太郎はいいように利用される。知識にはそれに見合った思考が備わらないといけない、といういい例。
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良い
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面白いんだけど、でも結局Phantomのねらいは何だったの…?
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巨悪の直接(ツール的には間接だが)接触から始まる。そして案の定の誘導されっぷりではあるが、そこは根底の想いがあるわけで、仕方なしというステージ作りは上手です。で、なかなかのヘビーなお話です。様々なところで題材にされている裏サイト的なものは、きっちりと登場人物をからめ、一つの章として作ります。結末としてどうこうよりも果たして巨悪の思惑はと言うところに疑問符の残る展開。で、もう1つのお話はちょっと日常ミステリーとなるわけですけど、前巻とはまた違ったサブキャラクターをメインとし、輪郭を作っていきます。