元気でいてよ、R2-D2。 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041033777

感想・レビュー・書評

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  • この短編集にはあまり気持ちが動かなかった。
    私には 北村さんはミステリーが面白いかな。

    でも ひとつひとつのストーリーを支えている
    視点はさすが。
    そうしてその視点から描かれる主人公の心理の
    つかみ方 ひねり方もなるほど。

  • 〈怖さ〉にはいろんな種類のものがあるんだと思った。一番良かった〈怖さ〉は、「元気でいてよ、R2-D2」。取り返しがつかないと知った時の〈怖さ〉はよく分かる。「腹中の恐怖」は、まえがきで北村さんが触れているのでどんな内容が大体想像できました。「さりさりさり」は、実際に義兄と何かあったのか姉の勘ぐり過ぎなのか、どうなんだろう?

  • 『マスカット・グリーン』『腹中の恐怖』『微塵隠れのあっこちゃん』『三つ、惚れられ』『よいしょ、よいしょ』『元気でいてよ、R2-D2。』『さりさりさり』『ざくろ』『スイッチ』収録。
    集英社文庫版(2012年刊)に書き下ろし短編『スイッチ』を加えて再文庫化したもの。

  • それぞれ何気ない話しなんだけど、じわじわと怖くなる。 2016.2.29

  • 昨今の世間の騒ぎに推されて手に取ったタイトルだったが、SWは関係なかった。標題作を含む9本の短編は全て女性目線で描かれ、ワシには理解しづらい面もあったが女性の感想的には女性心理が反映されてるらしい。「スイッチ」の拓ける感じが良。

  • 北村薫さんの本を久しぶりに読んだのですが、「何だこりゃ?」という内容の短編集でした。
    正直よくわからずに、挫折してしまいました…。

  • 人は、さまざまものを授かる。
    ものを授かって生きている。
    大変な階段を歩んでいても
    二度と後戻りできない。
    一段は一段。
    今日は今日。
    今は今。

  • とても分かりやすい小説(下町ロケット)のあとに、行間から怖さが伝わってくるいい意味で後味のわるい「陰のある」小説。書き手がうまいと本としての面白さが堪能できて満足。その「陰」はなんとなく「砂糖合戦」を思い出すと思ったらあとがきで同様に指摘されていました。
    いくつかある短編はいろんなベクトルで「陰がある」わけだが、とりわけ「さりさりさり」がお気に入り。読めば読むほど怖い。
    文庫版に新たに追加された「スイッチ」はどちらかと言えば作者らしい厳しい中に前向きな主人公の話。口直しには良かったかもしれない。
    「腹中の恐怖」は作者がわざわざ前書きを付けるほど趣味が悪いので近く子を持つ予定の方は読まないことをお勧めします。

  • 集英社文庫で読んでた!! けど、やっぱり面白い怖い不思議な感じはした。「スイッチ」はお初だと思うけれど、最後の数行が堪らない フフフ

  • 読みやすい。さらっと読める。
    1つ1つの作品は、全てラストにどんでん返しが待っていて、とても面白かったけど、じっくり読み進めたい私には短編集は苦手かな。
    妊娠中なので「腹中の〜」は読んでいない。

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著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、89年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。著作に『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)などがある。読書家として知られ、評論やエッセイ、アンソロジーなど幅広い分野で活躍を続けている。2016年日本ミステリー文学大賞受賞。

「2021年 『盤上の敵 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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