女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041049785

感想・レビュー・書評

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  • 女の子を育てていると、こうしたタイトルの本を思わず手に取ってしまう。
    だけど……ごめんなさい。私には合わなかったみたい。

    西原さんの言う「ダイヤは自分で買えるようになれ」は本当にその通りだと思うし、私も同じように娘に伝えたい。それに、私はこの方のことをよく知らなかったのだけど、壮絶な体験をしながらも生き抜き、二人の子どもを育て上げたのは本当に凄いと思う。

    しかし、主述関係が整っていない文や「~だった。~なんです。~でした。」と意図の感じられない常体敬体ぐちゃぐちゃな文が多いために内容以前にどうも読みづらく……
    しかも、乏しい語彙でひたすら「~だった」と感情表現されると、センチメンタルの押し売りをされているようでなんだか食傷気味になってしまった。

    余談ですが、はるか昔読んだケイタイ小説の文章を思い出しました。

  • 刺さるかどうかは人によるかなあ。お寿司と指輪を男の人に買ってもらって生きるのも、わたしはそれはそれで賢い生き方だと思うし…笑
    最終的には他人に頼らずに自分の力で生きろということなのかなあ。甘えるのはよくないが、頼ってもいいんじゃないか。そういうことも書いてあれば、読者も読んでてスッと楽になれると思う。

  • タイトルに合ってるのは最後の一章だけ。
    そこだけで十分な感じ。
    自分自身娘の立場だからか、娘のウザイに共感できてしまったからか、刺さらなかった。
    自分語り多い、親になってから読むとまた違うのかなと思うけど読まないと思う。

  • 主に筆者の個人的な経験に基づく苦労譚なので、お上品な内容ばかりではなく、身分や生活水準の高い女の子には当てはまらない内容だと感じた。子供さん達に愛情を持って幸せになることを願って育ててきたのは素晴らしいが、所々に離婚せず家庭に収まるより離婚してバリバリ働いた方が偉いという考え方がチラチラ見えるのが気になった。
    お寿司もダイヤも買って貰う男の人を間違えなければ買ってもらっても構わないだろうし、私からしたらどうやって無職の男性やアル中の男性を引き当てるのか分からない。何より女の子の人生を予め自分を追い詰めるようなろくでもない男性と関係を持つことを想定しているのはやや極端だと感じる。
    私も子供を育てるなら自分より上の階層に行けるように学ばせて送り出したいと思った。

  • 個人的には、帯にあるように、これが女の子の新バイブルか?と言われたら、ちょっと疑問。
    確かに小難しいことは書いてなくて、読みやすいし、万人受けしそうな内容だと思うから多くの人が手をとったのだろうけど、この社会的構造や男性側の視点に異を唱えるわけではなく、どちらかと言えば男性に尽くしたり、主婦になることが夢、など男性に依存することで自分の将来を設計している人を対象に、この社会はすぐに変わるものではないしこういうものだと受け入れた上で、現実的にいかに女子がサバイブしていくかに焦点をあてている本だと思う。
    読んでいて個人的には大した発見もなかったなと思うのだが、この本の良かったなと思ったのは6章と終章で、当たり前だと思うが、特に女性は、自分の幸せを他人任せにしないこと、我慢しないこと、必要な時に逃げれるようにすること、どんな時にも主導権は自分が持ち、自分で選べるようにしておくこと、は本書に書いてあるとおり、やはり必要なものだと思う。

  • これから社会の荒波に出ていく若い女の子たちへのメッセージが書かれた本かな~と思いきや!
    すべてのページが、母から娘に向けた切ないラブ・レターであった。

    亡くなった父親ばかりを恋い慕う娘への片思いをつづっているというべきか。「母親は元彼」という著者の言葉を借りるなら、元彼からの、未練タラタラだけど真心のこもった餞別の言葉というべきか。

    半分は、著者自身に向けて書かれていて、置いて行かれて寂しいなんて言っちゃダメだ、と必死で言い聞かせている感じ。読んでいると、片思いの切なさを思い出します。
    あと数年もすれば、娘さんは感謝いっぱいで戻ってくるはずなんだけどな、と読んでいて著者を元気づけたくなりました。(もちろん著者もそんなこと分かっていると思うのだけど)

    この本の対象は、まだ巣立ち前の10代の女の子たち、ということだけれど、それ以上に、とりあえず学校は卒業したものの、エライ男にハマってしまって抜け出せないでいる未熟な女性たちこそ読むべきかなと思う。「未熟さ」って年齢では決まらないので、10代どころか、30代40代、もっと上まで対象かと。
    この本が、そういう今まさに途方に暮れている人たちに確実に届くといいなぁ、と心から思います。一人でも多くの人に。

  • なんどもくりかえす、わかってるよ、に、むすめさんのきもちになり、むすめさんがよむかもしれないのであればなおさら、おしつけがましいきがする。さばさばしてるわりにかきながらかんじょうがたかぶってじぶんによってる、、??なんかうそっぽいかんじがしてしまって、じぶんはすごくさめためでよみました。

  • お母さんの優しい言葉みたいなのが詰まっている本。疲れたときにゆっくり読むにはいい本だと思う。

  • なんか思ってたのと違った。女の子へのアドバイスというか、子育て書物だった。てか私ってもう女の子って年じゃないかも。
    にきても高須先生と関わる仕事をしている身にも関わらず西原理恵子さんのこと知らなかったなんてあまりにも私世間に無関心すぎたな。

  • 考え方について共感できた。
    読んで損はない。

著者プロフィール

高知生まれ。漫画家。’88年『ちくろ幼稚園』で本格デビュー。’97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞。’05年『上京ものがたり』『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「2021年 『猫組長と西原理恵子のネコノミクス宣言 コロナ後の幸福論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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