- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041053928
作品紹介・あらすじ
太田正樹は大手出版社の編集長候補からタウン誌を発行する関連会社への出向を言い渡された。失意の中でロードを颯爽と駆ける元ランナーの倉原明日美を見かけ、生活の張りを求めて彼女がインストラクターを務めるスポーツクラブに入会する。同時期にクラブに入った真田誠司は、定年後の生きがいを模索するなかで走り始めようとしていた。一方、リア充アピール癖のある山瀬健は、フェイスブックで話を“盛った”ばかりに実力派ランナーと誤解され、上司から社員の健康増進活動の旗振り役として東京マラソン出場を命じられてしまう。雑誌の廃刊、故障、練習不足……トラブルが連続するなか、東京マラソンの日がついにやってくる!
感想・レビュー・書評
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走るって、そんなに気持ちがいいものなのか。
最中はもちろんしんどいだろうけど、
身体が変わって、気持ちが変わって、
人生を変えてしまうほどに。
走ることで人生観の変わった人達のお話。
なるほど、そういうものかぁと思わず感心。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うーむ
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サクッと読めるランニングを軸とした人間模様。
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著者の方もマラソン経験ありということで、東京マラソンに挑戦する様子や、普段の練習の様子など詳しくランナー目線で描かれていて、「なるほどー」っていう感じでした(^^)
あとは、よくあることですが、マラソンと人生をなぞらえて描いているのが分かりやすくて面白かった。 -
東京マラソンが題材(ちゃんと新コースになってる)、ランニングする人たちの群像劇、東京マラソン終わったばかり(今年はボランティアでしたが)。書店で見たときに読みたい!面白くないわけがない!とついつい購入。趣味に関する書籍の購入ハードルの低さを再認識。
著書がマラソン経験もあるので、肩甲骨や骨盤、着地点など細かいところまで書いている。登場人物のそれぞれのアプローチに、自分の東京マラソンのケースも当てはめ、当時の記憶が色々蘇ります。面白くてすぐ読み終えましたが、大会運営の視点や、ボランティア、家族とまだまだ色々なストーリーが東京マラソンには眠っている‥東京マラソンオフィシャルで続編、もしくは映画化だー!
とにかく、沿道の何万人もの人から応援される経験、人生でないですからね。また当選して東京マラソン走りたい!