鹿の王 1 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 6155
感想 : 319
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041054895

感想・レビュー・書評

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  • SF・ファンタジー書評
    読書レベル 初級〜中級
    ボリューム 296頁
    ストーリー ★★★
    読みやすさ ★★★
    ハマリ度  ★★★
    世界観   ★★★★★
    知識・教養 ★★★
    読後の余韻 ★★★
    【2015本屋大賞受賞作】
    一言感想:壮大なファンタジーの世界観にどっぷり浸かりたい方にオススメの作品です。

    第一巻なので、まだまだ序章という感じですが、大自然と戦乱、そして何故か生き残った主人公という世界観はとても好みです。

    ただ、私にはあまり合わない読み心地でした。理由は、登場人物が非常に多く、しかも名前が区別しづらく、恥ずかしながら、読んでいる最中に「ん?これは誰だっけ?」と頭の中で何度も混乱してしまいました。おそらく今後の展開に必要なキャラ出しだと思いつつも、私には少しキツかったかもです。

  • 1巻だけで評価ってしにくいけど、続きがとても気になる終わり方。これは2巻読まなきゃって思わせる感じ。

  • 2020年3月24日読了。
    ファンタジー物に手を伸ばす事はあまりないのだが、少し前に海外ドラマのGOTにハマりその原作を読もうかと思っていた矢先、以前から題名が気になっていたこの本を調べたところ、日本人作家による傑作ファンタジーという事で食指が動いてしまい4巻まとめ買い。

    飛鹿に跨り、故郷のために戦った《独角》の頭だったヴァン 。
    古オタワル王国の末裔で、天才的な医術師であるホッサル。
    この二人の主人公のストーリーが交互に進んでいく。

    ファンタジー特有の聞き慣れない人物名・地名・固有ワードに翻弄されて読むのに苦労するかと思っていたが、中盤辺りまで読み進めた頃にはあらかた慣れてそこまで悩まされることも無かった。

    1巻ではまだまだストーリーはこれからという所。
    謎の病で大量の奴隷たちが死んでいった中、なぜヴァンとユナだけが助かる事が出来たのか。
    病に侵されたヴァンの身体に起こっている変化が何なのか。
    その病が伝説の病・黒狼熱《ミッツァル》だと考えるホッサルが、治す方法を見つけるため逃亡したヴァンを探し出す事が出来るのか。
    マコウカンと共にヴァンを追っていたサエの行方。
    ユナのこれからの成長。

    気になる所は山盛り。
    1巻の終わり方もとても先の気になる終わり方なのですぐに続けて2巻へと進もうと思う。

  • 上橋さん作品という感じ。守り人シリーズみたいになにかに追われて逃げて子どもと一緒になる展開は同じような感じ。
    1巻で完結でなくてまだ続くので2巻も読んでみようかなという感じ。
    主人公のヴァンは国の特攻部隊で敗れて奴隷になっていて、そこで狼からの病気になり自分のみ助かる。もう一人の主人公的なホッサル(医者的な)ものに追われる。

  • 以前アニメの「精霊の守り人」を見てから、この作品はずっと気になっていました。
    やっと読み始めました。カタカナの登場人物や世界観になれるまで少し時間がかかりましたが、面白いです。
    さっそく2巻を読んでいます。

  • ファンタジーといえば上橋さん。流石の世界観です。

    馴染めない名前や地名で、時間を空けてしまうと途端に誰?となってしまった。でもまだ導入だし、あまり気にせずさらっと読んでも大丈夫だろうと思って進んでます。

    その道のプロを感じさせるヴァンとサエが気になる。

    2つの主人公の話が並行して進んでるので、どこで交錯してくるのか楽しみ。

  • 上橋菜穂子さんは獣の奏者から読んでいるが相変わらず世界観が重厚で動物達の描写が繊細だった。
    ファンタジーに慣れていない人には読みにくいかもしれないが、比較的あっさりとした文章なのでとっつきやすいと思う。

  • 1巻は世界観の紹介がメインで盛り上がりどころはないからわりと寝た。ちょっと複雑で分かりにくいけど、読みやすい文章で読んでいて心地よい。そんな中でもずっと不穏な影があって、何か起こるかもとドキドキさせてくれる。(わりと寝たけど)
    1巻は4章の1節まで収録されてるのが目次見て謎だったんだけど、なるほどこれは続きが気になりすぎる終わり方!すぐさま2巻買った。続く!

  • 上橋さんの守り人シリーズが好きで気になっていたけど、アニメ映画化されるとのことで読み始めた。
    世界観の作り込みが毎回すごく、最初は独特の単語とか読みが出てきて覚えるまでは大変だけれど、ここのおかげでお話にのめり込むことができる。さまざまな国や民族の暮らしと対立、共に生きる動物たちの生態などの描写が詳細なので、架空の世界のお話なのにとてもリアル。
    今は序章でまだまだ謎が多く、病もそうだけどこれからどうなるのか、あの人はどうなってしまったのか、国はどのように動いていくのか…。しかもこの終わりはずるい!!すぐに続きを読みます。

  • ナウシカ、もののけ姫の世界観を感じた。この一冊ではなにも完結しないので評価のしようがないので星3つ。しかし、これからの展開が気になるのは確かです。
    登場人物が多く関係性も複雑なので理解しにくいが、そこさえクリアすれば話にのめり込んでしまいます。

著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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