お隣さんが殺し屋さん (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 662
感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041061480

作品紹介・あらすじ

専門学校に入学するため、地方から上京してきた美菜は、隣人に挨拶に行くことに。お隣の青年・雄也は長身で、どこか陰のある青年。しかも彼には人に言えない「裏の顔」が……。ユーモアミステリ決定版!

感想・レビュー・書評

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  • 殺し屋――殺人を請け負い、金銭的利益を得る!オソロシヤ~(◎_◎;)
    殺し屋なんて本当にいるのだろうか?
    完全犯罪を行うわけだから、それなりの
    技術が必要だと思う。


    この本、面白い! ! !
    殺人の場面はとてもリアル。夢中になってしまう!かと思うと、一人でゲラゲラ
    笑ってしまう場面もあって、電車の中
    では絶対読めない!
    主人公の美菜は天然らしいが、可愛いと
    皆が言っている。お隣さんもイケメン
    みたいだし。

    ほんの少しネタバレになるが、女の子が
    犯されそうになる場面がある。助け舟が
    やってくるのだが、私は言いたい!
    「藤崎さん、せめて一度にしましょう!」

    小説にはよくあるが、まったく、あ~っ
    ええ~っ!そんなこと!そういえば、、
    ドッテ~ン返しが起きた!
    そうだったのね・・・・・楽しませてくれちゃってもう!


    楽しい、そしてドッテ~ン返しを好む方
    是非この本をお薦めさせて頂きます。
    実はこの本、市内四館の図書館に無く
    それでも読みたくて他から取り寄せて
    頂きました!用紙を図書館に提出後、
    四日で連絡有り。なんと東京都立図書館
    からの本! ハハーッ ! _(_^_)_
    綺麗な本なので、カバーをかけて読み
    ました。あ~っ!読んで良かった!

    2023、9、21 読了

    • アールグレイさん
      norikoさん★こんばんは
      ネッ!でしょ!楽しめたのではないですか?
      まさかねぇ~ニヤニヤ
      norikoさん★こんばんは
      ネッ!でしょ!楽しめたのではないですか?
      まさかねぇ~ニヤニヤ
      2023/10/03
    • ポプラ並木さん
      アールグレイさん、
      大絶賛だね、これは登録して読みますね。
      また戻ってきます。
      アールグレイさん、
      大絶賛だね、これは登録して読みますね。
      また戻ってきます。
      2023/10/15
    • ポプラ並木さん
      アールグレイさん、
      漸く読みました。
      ラストはびっくりしたね。。。
      若干、アンフェア感はあったけど、お見事でした。
      アールグレイさんの☆5は...
      アールグレイさん、
      漸く読みました。
      ラストはびっくりしたね。。。
      若干、アンフェア感はあったけど、お見事でした。
      アールグレイさんの☆5は珍しいね。
      エロ部分もあり、自分は楽しめました。
      また別作品で挑戦しますね。
      2023/10/26
  • お隣さんが殺し屋さんとは...ネームセンスに惹かれ手に取った1冊。トリックにトリックを重ねる藤崎翔の作品にしては珍しく、隠された謎を見付けるのは容易い方だったと思う。

    故にトリックに驚く事は出来なかったが、ユーモア溢れる会話のキャッチボールと天真爛漫と身勝手の狭間にいる愛らしい主人公が魅力的で面白い。
    腐女子受けを確実に狙いに来てるキアヌ・リーブス風のお隣さんと、女子高生みたいなモンスター(JD)達のキャピキャピ会話に頭が痛くなり、脳内の忙しさは心地よい社畜状態だ。

    伏線回収は答え合わせをしている様で、キャラ崩壊でのどんでん返しにまた毒の香る笑いを提供してもらった。今回は少し物足りなさを感じる部分もあるが、エンタメとして大変楽しむことが出来た。

    因みに私も口に拳骨突っ込んでみましたが少しも入らなんだ。

  • 初読みの作家さん、楽しめた~タイトル通り「お隣さんが殺し屋さん」でした。このタイトルは深い。読了後、表紙を見ると、えっ、そっちか~騙された。確かに伏線はあった。奴は最後のトドメを刺していない。さすがに自分の中に作り上げてしまったバイアス。途中、ショートパンツ姿でベランダの手すりを這いつくばって進む美菜、その後方で雄也がパンツにドキドキする姿を読んでいると、バイアスだらけになってしまう。ラストまで行って、やっぱり急展開。若干のアンフェア感は感じたが、お見事。演技の専門学校でのエチュード、1回やってみたい。⑤

  • 藤崎翔の他の作品が面白かったので借りてみた。俳優業を目指す主人公の女の子が専門学校の友達ライフとお隣さんとの恋を楽しむ気楽なものと思っていたが、結構殺し屋稼業の話がえぐい。ブラックユーモアか。最後に、どんでん返しがあるのだが、なんかこっちの腰が砕けちゃうような真相だったなあ。殺人をおふざけでやってる感じ。

  • 藤崎翔さんは本作が初読みの作家さん。
    元お笑い芸人をされていただけあってミステリーといえど、エンターテイメント性の高い作品で、面白かった。

    何を書いてもネタバレになりそうなので、色々書けなくてもどかしい・・・笑

    中盤までは、田舎から上京した天真爛漫で少し天然キャラの美菜と、謎めいたお隣さん雄也との恋模様が、初々しさたっぷりで目が離せない。
    特に、美菜の洗濯物を雄也に拾って貰うやりとりは面白すぎる。
    それぞれの一人妄想とか、
    あるある!分かるわ〜!と
    何度もムフフッとなってしまった。

    その一方で、場面が変わり殺し屋養成学校・・・
    ここでは師匠である洋一と、訓練生の彰が登場するのだが、殺し屋で腕が良いと評判の「ビッグ」の話が同時進行する。

    終盤からは意表を突いた展開がテンポ良く進む。
    読み手を一気に惹き込んでの種明かしは見事だった。
    いや〜っ、そう来たか~!!
    っていうパターンなのだ。

    これは、伏線とか考えず、力まず転がされる位の気持ちで読んだ方が楽しめる作品だと思う。

    ユーモラスな展開がお笑いのセンスを感じさせつつ、読後は爽快感のある作品だった。
    藤崎翔さん、なんだか興味を惹かれる作家さん。
    是非他の作品も読んでみたいと思う。

  • どんでん返しの中身が薄々分かっていた、という感想がちらほら…。
    完全に騙されましたよ。驚愕しましたよ。キャラが崩壊しましたよ。もう一回読み返しましたよ。
    きれいな着地でした。読み終わるとすっきりします。

  • コミカルな読み心地のミステリ。天然で世間知らずに思える女学生・美菜と、一見強面で硬派な雄也。アパートの隣同士で、お互い好意を抱いてほのぼのとしたラブロマンス風になるのだけれど。タイトル通り、お隣さんは殺し屋さんだったのです、と(笑)。さあどうなる。
    伝説の殺し屋とされる「ビッグ」の凄腕っぷりもさながら、実生活での雄也の抜けっぷりもなんとも微笑ましくって仕方がありません。結構物騒な話なのにとてつもなくほのぼのしちゃって笑いもたっぷりなんだけれど、これでいいんでしょうか、と思ってたら。
    ……やられたっ! 予想外の展開もさながら、そこまでに張り巡らされた伏線の緻密さに驚愕しました。うわー、あれもこれも全部伏線!!! 全然気づかなかった! 読み返したくなってしまいます。

  • タイトル縛り5作目、「お」。
    「逆転美人」で知った作家さん。
    タイトルの通り家のお隣が殺し屋だったというストーリー。
    コメディチックでサクサクと読める。

    本の仕掛けについては割と早い段階で気が付いてしまったけれど
    ここもそうなの!と、答え合わせの様な感じで楽しめた。

  • 途中で大体のオチは予想できたけれど、楽しく読めた。読者のミスリードを誘う緻密な構成がすごい。
    けれど伏線が多すぎることで、少し混乱してしまった。
    彰がビッグを男と勘違いしていて「素人童貞」という言葉で表現した時、ビッグが女だと知っている師匠が訂正しないのは、どうなのだろうと感じた。また松岡がトイレで襲われた男と、川に落とされた男の声を同じ声だとしている描写の説明がされてない気がした。川に落としたのが美菜ならば同じ声であるはずはないのでは、、、と思ったが、自分が見落としただけかもしれない。
    ただ殺し屋がテーマの作品にしては作風も暗くならず、どこか笑えるような文章で、面白かった。

  • 物騒なタイトルと違って、文章は思ってたよりも軽く。
    専門学校生の賑やかな感じが可愛らしくて、殺し屋の仕事の場面も、そこまでグロい表現はなく、テンポよく読みやすかったです。

    想像してたテイストと違うなと思いながら読み進めましたが、後半ラストにかけて、どんでん返し。
    これは読みきれなかった予想外。
    真相がわかると、確かに伏線があったんだなと。
    素直にびっくりしました。

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著者プロフィール

藤崎 翔(ふじさき・しょう)
1985年、茨城県生まれ。茨城県立竜ヶ崎第一高等学校卒業。高校卒業後、お笑いコンビ「セーフティ番頭」を結成。ネタ作りを担当。2010年にコンビを解消し、小説を執筆。、2014年、初めて書いた長編ミステリー「神様のもう一つの顔」(のちに「神様の裏の顔」に改題)で第34回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、小説家デビューする。著書に『私情対談』(のちに『殺意の対談』に改題)『こんにちは刑事ちゃん』『おしい刑事』『恋するおしい刑事』『お隣さんが殺し屋さん』がある。


「2018年 『時間を止めてみたんだが』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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