怖い顔の話 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 52
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041062654

作品紹介・あらすじ

霊感は強くないはずだけれど、好奇心は人一倍! 著者の周りで日常的に起きているちょっと変な出来事を、特有の飄々とした筆致で描きだすじわじわ怖い怪談エッセイ。山田太一氏、荒俣宏氏との対談も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった~。あの世かこの世かわからないけど不気味な人が見えてしまう著者のエッセイ。最初に出てくる女の愛人の生き霊の話は怖い。生きてる人間でも強い強い負の思いは相手に伝わり不幸にすることもあるんですね。私には強烈な怖さじゃなく不気味レベルの怖さの本だったので、満足して読了。

  • 明確な起承転結があるのでもなく、ちゃんとオチておぉ怖いというのでもない怪談エッセイでしたが、それがとてもおもしろかった。読みやすかったのでスラスラページが進みました。
    本当の怖い話ってなかなかちゃんとしたオチがないよな〜と思います。これまで2回お化けのようなものを見たり感じたりしましたが、そのどちらも後々こうだった!とか大したオチはなく、ただ見ただけ、感じただけだったので。
    エッセイの本筋からは逸れますが、旦那さんの一言一言がなんだか可笑しかったですね。
    同じ著者の別の怪談エッセイも読んでみたいです。


    『ノンフィクション作家だってお化けは怖い』の文庫版

  • ノンフィクション作家ってとこがいい

  •  読んだことある、と思ったら文庫化にあたり改題したものだった。
     文庫取り卸しの対談が面白い。

  • 前に図書館で借りたときにはタイトルが違ったので気がつかないで購入。でも、また読みふけってしまった。工藤美代子さん、文章がするする入ってくるし読ませる。それに工藤さんがみた幽霊の人たちはみんなどことなく寂しい。工藤さんが説明すると旦那さんがそんなのあり得ないって感じで対応するのもいいなーって思う。他の幽霊の話も読んでみたいです。

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著者プロフィール

工藤美代子(くどう・みよこ)
昭和25(1950)年東京生まれ。ノンフィクション作家。旧チェコスロヴァキア・カレル大学を経て、同48年からカナダに移住し、バンクーバーのコロンビア・カレッジ卒業。『工藤写真館の昭和』で第13回講談社ノンフィクション賞受賞。そのほか『国母の気品 貞明皇后の生涯』『香淳皇后と激動の昭和』『美智子皇后の真実』『美智子さま その勁き声』など著書多数。

「2021年 『女性皇族の結婚とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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