逆流

著者 : 田中経一

• KADOKAWA (2019年1月31日発売)

作品紹介・あらすじ

芸能事務所「ドラゴンプロモーション」の売り出し中の若手女優・弓月苺が誘拐された。事務所の社長・勅使河原竜太は、世間に悟られないように行動を開始するが、竜太は「覚えられない」障害を持っていた。竜太は、記憶を留めるために書き留めているメモ帳を見ながら、日付をさかのぼりで真相を追っていくが、誰にも相談できず事件を探っていく竜太がたどり着いた真相は、自らの過去に起因した信じられない事実と因果だった！　現在から過去をさかのぼる、今までに無い形式で綴られるスリリングな展開の先には衝撃の結末が！

感想・レビュー・書評

[まくさんの感想 · 2021年11月11日]

象のエピソードと絡めた展開がおもしろかったです

[しりうす☆さんの感想 · 2019年6月16日]

う〜ん…。

[ともりぶさんの感想 · 2019年6月7日]

記憶障害でメモや日記をかかさない主人公だが、メモを見ても思い出せないなか誘拐事件が起きる。過去に遡る形式で読者には欠けた記憶が明らかになる、というのに気づくまで戸惑った。最後は都合よすぎ。

[haji07-2019さんの感想 · 2019年4月13日]

4月-12。3.0点。
芸能プロ社長の主人公。所属の芸能人が誘拐される。
警察に気付かれないように救出に動く。

日付を遡りながら語られていく、一つの手法。
まあまあかな。さらりと読める。

著者プロフィール

埼玉県出身。立教大学法学部卒。日本テレワークに入社し、「カノッサの屈辱」、「TVブックメーカー」など、フジテレビの深夜番組の演出で注目される。その後フリーの演出家として「料理の鉄人」や「とんねるずのハンマープライス」など、多くのテレビ番組を手掛ける。2014年、『麒麟の舌を持つ男』（後に『ラストレシピ　麒麟の舌の記憶』に改題）で小説家デビュー。同作は二宮和也主演で映画化される。他著作に『キッチンコロシアム』『龍宮の鍵』『歪んだ蝸牛』『生激撮！』などがある。

「2019年 『逆流』 で使われていた紹介文から引用しています。」