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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041087411
作品紹介・あらすじ
「あなたの世界の半分をいただきます」――片目と引き換えに特殊な能力を持つ義眼を与え、依頼者の望みを必ず叶える義眼堂。だが、その望みは思ったような形では叶わず、義眼は一度装着したら死ぬまで外せない。そんな義眼堂の主人である和装の美青年・千瞳悼水の真の姿は、古の鬼の一族の末裔だ。千瞳は巫女姿の助手・八百万紅蓮と、同じく鬼だが完全に人間社会に溶け込んだ瀬島茫洋とともに、今日も人生に悩む依頼者に義眼を与え、予想もしなかったような形で彼らの望みを叶える。そして、依頼者に渡した義眼を通して世界を眺め、第二次世界大戦ではぐれてしまった仲間を探すのだ。そんな彼らの前にある日、人間とは思えない身体能力を持つ少年・異島当理が表れ……。
感想・レビュー・書評
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2020年2月角川ホラー文庫。書き下ろし。鬼と地図の付喪神が不思議な義眼を用いて人の悩みを解決するファンタジー。ちょっとしたひねりもあったりして、なかなか面白いお話でした。鬼と付喪神に秘密があるようで、ところどころで、秘密の一端が顔を出すのですが、謎が残ります。そういうところも面白い。
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鬼と付喪神が人間の様々な悩みを片目を引き換えに解決するお話
人間の悩みを解決するということでその章での主人公が変わっていくが、間に挟まれた鬼と付喪神の掛け合いがとても面白い
誰もが悩んだことを誰もが欲しいと思っていた力(人の感情を目で見たいなど)を使い解決、成長していく その過程が丁寧に書かれている
続きそうなところで終わったので次回作にも期待
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