ばくうどの悪夢

著者 :
  • KADOKAWA
3.82
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本棚登録 : 890
感想 : 92
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041098783

感想・レビュー・書評

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  • ところどころ読み飛ばしてしまった。
    夢と現実を行ったり来たりして、ちょっとよく分からなかった。真剣に丁寧に読んだら面白いのかも、

  • オタク文化と地方の陰湿さのイヤなところを煮詰めて、スプラッタも混ぜて、料理した感じ。

    短編か何かで出た、昔の同級生の話を膨らませたのか。面白かったけど、スプラッタ苦手&ネットの集団悪意みたいなの苦手、なので、
    直視できない表現も多かった。

    でもまた続編が出たら読んでしまうだろうけど。
    真琴の兄弟の話が出てきたので、次はそこを深掘りかもしれない、楽しみ。

  • 待望の比嘉姉妹シリーズ、すごく面白かった!

    ドゥビエスキ男爵夫人が気になって検索したけどわからないまま。

  • 『娯楽』★★★★★ 10
    【詩情】★★★★☆ 12
    【整合】★★★★☆ 12
    『意外』★★★★☆ 8
    「人物」★★★★☆ 4
    「可読」★★★☆☆ 3
    「作家」★★★★★ 5
    【尖鋭】★★★★☆ 12
    『奥行』★★★★☆ 8
    『印象』★★★★☆ 8

    《総合》82 A-

  • 久しぶりに一気読みした
    次、どうするんだよ

  • なんだかもうジェットコースター並に、夢と現実を有無を言わさず強制的に行き来させられて…疲れた(笑)
    どこでどんな引っくり返しがくるかと身構えながら読んでるから余計なのかな。

    あとから「あれ?だとしたらあの一文おかしくない?」ってトラップみたいなのが澤村作品には多いと思うんだけど今回も…。
    現実の場面だと思ってたけど…あれも夢?
    面白かった面白くなかった、よりも先に
    「はー読み終わった〜!」が正直なところ。
    ばくうどに対する考察、説明ターンが多いので、もう少し姉妹大活躍の戦闘シーン読みたかったかな。

  • 所々にある違和感を拾う面白さ
    「ばくうど」の説明の所はほぼスルーしてしまった…
    比嘉姉妹が大好きなので早くも続きが気になる

  • 中々よく構成されていた。こういう最近よくある心霊バトル漫画みたいなのは話がしっちゃかめっちゃかになりがちだが、よくまとめた方だと思う。しかし、いかんせん話の内容はゲゲゲの鬼太郎みたいなもので、読み物としての価値自体は薄かったかもしれない。

  • 冒頭の引用文が日本語版では削除、となってるの読み終えてから見ると落ち込む

  •  比嘉姉妹の退魔シリーズ。長編では4作目。
     本作で姉妹と野崎が対峙するのは夢を操る凶悪な魔物「ばくうど」。本編5章と序章および終章からなる。

         * * * * *

     これまで以上に凝った作りだと思いました。

     序章前に置かれた飛来江洲氏による作品のあとがき。その意味が不明のまま物語が始まります。( それだけで怖いです )
     そして第2章のあとの幕間に来て、緊張感漂うここまでが実はプロローグに過ぎなかったことがわかります。

     さらに、真琴が中心となってばくうどと死闘を繰り広げる第3章以後もどんでん返しのような展開の連続で、心臓に悪いことこの上ない。

     また、『ぼぎわんが、来る』と同じく気がかりを残したエンディングも、読後の印象を強めていました。最後まで行き届いた心遣いだと思います。

     澤村氏渾身のオカルトホラー。さすがと言うしかありません。読み応え十分な出来栄えでした。


     それにしても恐ろしい敵でした。

     吉夢を見せることで幸福感で満たされた魂を喰らう魔物。眠らされた人間に勝ち目はありません。『ジョジョ』のホワイトスネークに匹敵する強敵です ( WSが見せるのは幻覚でしたが ) 。
     いや異世界から出てこない分、もっとタチが悪い相手です。 ( デス13など無力な本体が現世にいるだけまだかわいい。)
     シリーズで言えば、ずうのめ人形と同じで退魔術で調伏できる相手ではなかったからです。

     待ち望んだシリーズ最新巻。真琴のその後がとても気がかりだけれど、澤村ホラー、十分堪能させてもらいました。
    ( 巻末の「フレディ・クルーガーへ」という一行が妙に記憶に残るのですが……。)

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著者プロフィール

1979年、大阪府生まれ。東京都在住。幼少時より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂を敬愛する。2015年に「ぼぎわんが、来る」(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回ホラー小説大賞<大賞>を受賞しデビュー。2019年、「学校は死の匂い」(角川ホラー文庫『などらきの首』所収)で、第72回日本推理作家協会賞【短編部門】受賞。他の著作に『ずうのめ人形』『などらきの首』『ひとんち』『予言の島』などがある。巧妙な語り口と物語構成が高く評価されており、新たなホラーブームを巻き起こす旗手として期待されている。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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