- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041102961
感想・レビュー・書評
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ストーリーでぐいぐい読ませる。
すべてをひっくり返すことは確かにできなかったけど、各人が自分の信念に従ってそれを傷だらけになりながらも守り戦いぬいた正義の物語。
ただ、視点がころころ変わるのでわけわからなくなった。三人称なんだけど三行後には視点が別の人物に移ってたり。狙った書き方なのかもしれないけど途中途中で違和感覚えて読み返すので、勢いが殺がれてもったいなかった。 -
計画通りにはなかなか上手くいかず、ハラハラドキドキの連続だった。
全部が全部スカッとする結末を迎えるわけではないけど、すがすがしい終わり方だったと思う。
修司を始め、相馬、鑓水、中迫、真崎、山科さん、みんなステキだった。
他の作品も読んでみたい。 -
2014.3.5
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上巻に続き下巻もおもしろかった。
思わぬアクシデントがあり、全てが上手く収まるワケではないけれど
むしろ、そういう結末のほうがリアルで納得がいくような。
鑓水,修司,相馬のキャラが気に入ったので
また彼らの活躍する話を読んでみたい。 -
面白い!
上巻に引き続き、下巻も途中でやめられない感じでした。
仕掛けたことの結果がわかる最後のほうは泣けました。
「そういうことだったのか!」
と。
またこの作家さんの本が読んでみたい。 -
「幻夏」を読んで気に入ったので、小説家としてのデビュー作だという本作を読んでみた。かなりの長編にもかかわらず全く飽きさせない。
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緊張感で張りつめた展開。失われた生命、脅かされている生命、それぞれの人生は示されるのに、それを蹂躙する者たちからは生活が見えず、不気味な思考しか窺うことができないので、彼らはひとかたまりの怪物のようだ。どこかで知っているようなニュースが繋がりあい、こんなことがどこかで起こっているのかも、こんな人が本当にいるのかも、と虚実の境目をうろうろしてしまい、いつも通りにニュースを見ることができなかった。
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最後がちょっと間延びしたかんじ