犯罪者 クリミナル 下

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 112
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041102961

感想・レビュー・書評

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  • 通り魔事件で助かったはずの修司は、謎の組織に狙われ、相馬、鑓水と共に起死回生の策を練る。

    ハラハラ、ジェットコースターな展開。
    修司も相馬も鑓水もそれぞれの信念で行動する。

    全く異なる性格の持ち主の三人。
    そのハーモニーも絶妙でした。

    それぞれの思惑と正義が最後に行き着いた先は!?

  • ストーリーでぐいぐい読ませる。
    すべてをひっくり返すことは確かにできなかったけど、各人が自分の信念に従ってそれを傷だらけになりながらも守り戦いぬいた正義の物語。

    ただ、視点がころころ変わるのでわけわからなくなった。三人称なんだけど三行後には視点が別の人物に移ってたり。狙った書き方なのかもしれないけど途中途中で違和感覚えて読み返すので、勢いが殺がれてもったいなかった。

  • 計画通りにはなかなか上手くいかず、ハラハラドキドキの連続だった。
    全部が全部スカッとする結末を迎えるわけではないけど、すがすがしい終わり方だったと思う。
    修司を始め、相馬、鑓水、中迫、真崎、山科さん、みんなステキだった。
    他の作品も読んでみたい。

  • 2014.3.5

  • 上巻に続き下巻もおもしろかった。
    思わぬアクシデントがあり、全てが上手く収まるワケではないけれど
    むしろ、そういう結末のほうがリアルで納得がいくような。

    鑓水,修司,相馬のキャラが気に入ったので
    また彼らの活躍する話を読んでみたい。

  • 面白い!
    上巻に引き続き、下巻も途中でやめられない感じでした。
    仕掛けたことの結果がわかる最後のほうは泣けました。
    「そういうことだったのか!」
    と。

    またこの作家さんの本が読んでみたい。

  • 「幻夏」を読んで気に入ったので、小説家としてのデビュー作だという本作を読んでみた。かなりの長編にもかかわらず全く飽きさせない。

  • 図書館で借りた本。

    上巻から引き続き、夢中になって読了。
    とにかく、話が面白くて引き込まれた。
    上巻に比べて、裏事情の説明部分がじれったい感じもありますが、とにかく夢中に読み終えました。

    あいつが余計なことをしなければ、自分や愛する人、生まれてくるはずだった命まで殺されてしまうこともなかったし、もっと違ったエンディングになっていたかと思うと・・・悔しいです。

  • 緊張感で張りつめた展開。失われた生命、脅かされている生命、それぞれの人生は示されるのに、それを蹂躙する者たちからは生活が見えず、不気味な思考しか窺うことができないので、彼らはひとかたまりの怪物のようだ。どこかで知っているようなニュースが繋がりあい、こんなことがどこかで起こっているのかも、こんな人が本当にいるのかも、と虚実の境目をうろうろしてしまい、いつも通りにニュースを見ることができなかった。

  • 最後がちょっと間延びしたかんじ

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著者プロフィール

香川県生まれ。「相棒」「TRICK2」などの刑事ドラマやサスペンスドラマの脚本を手がけ、2012年、『犯罪者 クリミナル』(上・下)で小説家デビュー。13年には第2作『幻夏』を発表。日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になる。17年には上下巻の大作『天上の葦』を発表。高いエンターテインメント性に加え、国家によるメディア統制と権力への忖度の危険性を予見的に描き、大きな話題となった。

「2020年 『彼らは世界にはなればなれに立っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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