マタニティ・グレイ

著者 : 石田衣良

• 角川書店(角川グループパブリッシング) (2013年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[1416386番目の読書家さんの感想 · 2021年1月23日]

読んだ

[*ねこ*さんの感想 · 2014年5月16日]

結局のところ、ほんとうに困ったときに信頼して、いっしょに闘える人間と結婚しなければ意味はないのだ。


結婚　妊娠　出産
どれも私には縁遠いように思うけど
女である限り、そんな日も来るのかもしれない

これを読みながら想像した相手はあなただったけど
私のことだからきっとどうなるかなんて分からないよね

[文海胡さんの感想 · 2013年7月28日]

これ、絶対にドラマにしてほしい。
そうしたら、出生率少し上がると思う。
うちの息子やお嫁さんに「子供はまだ？」なんてうっかり聞けないけれど、この本は読んでほしいなあ。
ママ友が集まって自分の出産を語り出したら、何時間あっても足らないのに、この一冊の説得力はすごい。

石田衣良が描く女性像もいい。
こんな人、実際にいるわけないだろ、とか思いつつ、いてほしいと強く思うようなオトコマエな女性が多い。
今回の千花子も夫の一斗より収入が多い。仕事も出来る。
上司の芹沢菜央美もカッコイイ。
渡辺淳一が描く男目線からのいいオンナとは全然ベツモノ。


この人が選ぶテーマもいい。
非正規雇用の若者、ＢＳＥ患者、更年期の女性・・・
やっぱ好きだな、石田衣良！

[yumoさんの感想 · 2013年3月28日]

取り上げた題材からして、石田さんらしいな～と思った。

千花子さんが出産にむかうシーンの一斗さんの行動が面白くて面白くて(笑)

話が魅力的なだけでなく、勉強になる一冊だった♪

著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『４ＴＥＥＮ　フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」