アベノミクスの不都合な真実 インフレ救国論の罠、デフレ悪玉論の嘘

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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041105085

感想・レビュー・書評

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  • 現状のアベノミクスの問題を様々な点からついており、全く同感です。ある程度の結果が出てくる、来年が怖いですよ!

  • アベノミクスのインフレターゲットによる景気の回復を鵜呑みにしてはいけないことは分かったが、著者の論理も鵜呑みにできないほど、根拠がしっかりと記されていない。
    結局、テレビ番組で適当な意見を言う解説者と変わらない。
    単なる親米でしかない。


    15/11/16 再読。

    デフレ脱却を景気回復のポイントとするアベノミクスに反対し、デフレのままで成長産業を育てて行こうという趣旨。
    やや親米のところもある。
    以下、読書メモ。

    ・景気回復するから物価が上がるのであって、物価が上がったから景気回復するのではない。p67
    ・公共工事を増やすことで一時的には雇用が生まれるが、余った労働力がサービス業に流れ、賃金が下がり、質が低下した。p94
    ・海外投資家の日本国債所有額は80~90兆円。p92デフレスパイラルはデフレが起点ではない。p105
    ・銀行が破綻し、国が守ってくれないという危機感から中小企業にお金を貸さなくなった。資金繰りが厳しくなり、給料があげられなくなったわp111

著者プロフィール

1970年生まれ。慶應義塾大学卒業後、金融機関や官公庁を経て、現在は経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。大手企業・金融機関、地方公共団体等への助言・提案を行う傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・経済教育の普及に務めている。「総合科学研究機構」の特任研究員も兼ねる。実質賃金、実質成長率など、名目数値よりも実体経済に近い数値推移で市場を把握する。著書に『AI×人口減少』(東洋経済新報社)、『日本の国難』(講談社現代新書)など。

「2021年 『マンガでわかる その後の日本の国難 稼ぐ力の高め方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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