北天の馬たち (単行本)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 489
感想 : 94
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041105818

感想・レビュー・書評

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  • おしゃれな町におしゃれな登場人物たち。けど、おしゃれで個性的なのに魅力を感じない。設定もどこかで読んだのことあるようなお話。書き様によっては面白い話になっただろうに残念。

  • 連作短編というより一つの物語。
    美味しい珈琲を淹れる体は大きいが少し頼りない?マスターと2階に間借りする探偵二人。彼らの絡み合いはとてもいい感じだが、骨幹にある事件が何か腑に落ちないと言うか、そこまでする必要があるかというすっきりしない感につつまれ、読後感が私にはさっぱり良くなかった。

  • 単なる探偵物語ではなかったが、どうしても主人公のタケと探偵二人の結びつきが弱い感じがして感情移入しづらかった。結局利用されただけではないかという気持ちが強く残るのでもっとタケがなぜこの二人のために頑張ろうとするのかという点を掘り下げて欲しかった。

  • 連続短編集。横浜を舞台とした作品で「こんな場所に行って観たい!」って興味をそそられます。ペガサスのような喫茶店でコーヒー飲みたい!
    二人の探偵も素敵なキャラだし、終始読みやすいです。でも最初が軽快な読みごこちだったのに終幕が突如、暗い、重い…。なんだかチグハグな感じ。

    デビュー作「慟哭」はトコトン重たくドンデン返しが効いてて圧倒されましたが。それと比喩する宣伝文句の帯は如何なものかと。(汗)

  • 母親と喫茶店を経営するマスター、喫茶店の二階に引っ越してきた飄々としている探偵2人。
    あんまり感情移入できなかったのはさっぱりしすぎだからかなあ。

  • 横浜・馬車道で、母親と喫茶店「ペガサス」を営む毅志は、2階に探偵事務所を開いた皆藤と山南の仕事を手伝うことになったのだが…。緻密な伏線と感動の結末のサスペンスミステリ。

    テンポのいい展開と謎めいたストーリーに引っ張られてスイスイ読める。登場人物たちのキャラもしっかり立っている。ただ結末がすっきりした終わり方ではなく、残念。続編も可能な終わり方、とも言えるけれど。
    (C)

  • 読み進めていくうちに、連作短編ではなくすべてが関わりあっていることがわかってくるので、最後に向けてどんな風に収束するのか楽しみつつ一気に読了。
    それぞれの人柄が丁寧に書かれてました。

  • 軽いミステリー

  • 続編は無理か!

  • 親友の無念を晴らし、遺児を守るために命をかけて悪と戦っていく晋さんとリョウの活躍が清々しくも切なく語られている。味つけ役として、タケの活動がまたおもしろい。

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著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞受賞、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞受賞。「症候群」シリーズ、『プリズム』『愚行録』『微笑む人』『宿命と真実の炎』『罪と祈り』『悪の芽』『邯鄲の島遥かなり(上)(中)(下)』『紙の梟 ハーシュソサエティ』『追憶のかけら 現代語版』など多数の著書がある。

「2022年 『罪と祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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