北天の馬たち (単行本)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 489
感想 : 94
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041105818

感想・レビュー・書評

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  • 横浜・馬車道で、母親と喫茶店「ペガサス」を営む毅志は、2階に探偵事務所を開いた皆藤と山南の仕事を手伝うことになったのだが…。緻密な伏線と感動の結末のサスペンスミステリ。『小説野性時代』連載を書籍化。

    知り合いの娘の家に押し入り強姦した男。警察にまかすと公になる。
    男に近づき、盗品を買い取る中古屋を見張る依頼をする。金に困った男は忍び込む。犯行を撮影し、警察にたれこみ、男は逮捕。

    知り合いの女を紹介したい独身男がいるので恋のキューピットの依頼。
    うまく知り合いにさせる。交際が開始。女が男に母の治療代を請求。女は結婚詐欺師。前にも二人騙されていた。女は逮捕された。

    毅志は、わざと犯行をさせていることに気がつく。依頼自体はフェイク。
    皆藤と山南がしくんでいる。逮捕された二人は姉弟。

  • 探偵に憧れていた主人公の毅志は、二階に探偵事務所を構えた二人の探偵のお手伝いをすることになります。いくつか仕事をこなしたところで、毅志は二人にある疑念を持ち始める…というお話です。
    終始毅志の視点で展開していくので、毅志から距離を置いていた探偵二人の本心がよく解りません。毅志は何故ここまで騙されなければならなかったのか。スッキリしない読後感でした。

  • ちょっと期待はずれかなぁ。
    いろいろな依頼がすべて結びついていてっていくのは
    好きなパターンなんだけど尻すぼみだった。

  • 他人のために殺人を犯すということが納得できない。

  • 探偵もの。

    読みやすいのだけれど
    キャラも話も中途半端な感じがするし
    終わり方も物足りない。

  • 20140112

  • 2人の探偵ものって多いなー。「まほろ軒」思い出した。
    今回は暗くなく読みやすい!!安心できる作品!!
    展開は。。。おもしろいけど、在り来りな感じはするかなー。
    のめり込むほどではなかった。

  • 貫井徳郎さんにしてはポップな感じがした。
    重くて、苦しい感じが多かっただけに少し意外な作品。
    終わり方も後味が悪くなく爽やか。

    映像化されちゃうのでしょうか…?

  • 読んで良かった。結末の、すっぽ抜けが、ちょっと残念だったけど。

  • なんか色々と納得できない所がありました。

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著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞受賞、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞受賞。「症候群」シリーズ、『プリズム』『愚行録』『微笑む人』『宿命と真実の炎』『罪と祈り』『悪の芽』『邯鄲の島遥かなり(上)(中)(下)』『紙の梟 ハーシュソサエティ』『追憶のかけら 現代語版』など多数の著書がある。

「2022年 『罪と祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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