終活の準備はお済みですか?

著者 :
  • KADOKAWA
3.55
  • (11)
  • (51)
  • (59)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 357
感想 : 54
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041111758

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人生は予定通りに行かない。その時に見直してみる。そのためにエンディングノートには前半生を見直すページがある。なるほど、何歳でも人生を見直しこと。今の時点から計画を立て直す。終活相談員は寄り添うこと。

  • 終わりを考えるから今が幸せになる。

  • 全編に登場する三崎さんが良かったです。老いも若きも、一生懸命「人生の見直し」をする姿が泣けて来ます。

  • 人生を振り返ることは大切だ。

  • 葬儀社が運営している終活サポート企業に転職した三崎清は、さまざまなクライアントとの会話を通して、「人生の見直し」について考える。

    仕事一筋で生きてきた50代の女性、妻と二人で暮らす後期高齢者の男、自分の人生に不満を持ち続ける行政書士、人気レストランのオーナーシェフでまだ若いのに癌に罹患した男。

    それぞれの人生や葛藤が語られ、老いるとは何か、死ぬとは何か、について考えさせられる。

    人生百年時代などと言われ、半世紀前よりも遙かに「余生」が長くなり、痴呆や介護といった問題が当たり前に身近にある現代で、どうやって自分の人生を終っていくかを考えさせられる。

  • 短編連作小説(´・ω・`)
    タイトルが質問であるならば済んでいないと答えます
    もっとも、本書によれば準備とは資金計画と終わり方
    なので、状況が変われば準備も変わるのです
    70才で人生が終わると考えれば良いのですがw

  • マニュアル本かと思って読んだが小説でした。
    短編小説の名を借りた啓蒙書に近いか?
    しかし30代でエンディングノートを書くことになったストーリーは正直涙を誘われた。
    読む価値はありました。

  • 図書館で借りたもの。
    独身・子無し・仕事一筋で生きてきたキャリアウーマン、突然のガン宣告で人生が一変した若き天才シェフ、70歳で貯金ゼロの未来予想図を突き付けられた終活相談員…。終わりに直面した人々の、それぞれの「終活」。

    老いた三兄弟のキャンピングカーでの旅が良かったなぁ。

    人生にはそれぞれのポイントで見直しが必要で、そこでちょこちょこ修正していくのがいいんだな。
    そしてやっぱりお金が大事…!
    葬式もお墓(絶対永代供養!)も老人ホームも子供には負担かけたくないもんなぁ。

  • 借りておいて「重い話なら嫌だな」と手を出しかねていたですが、全くの杞憂でした。
    リストラされ、葬儀社の子会社で終活アドバイザーとして働く事になった55歳の清を軸に、主人公を変えながらの全五章。何れもネガティブからスタートし、途中で上手くひっくり返して行きます。勿論テーマが終活ですから重い話も有りますが、すべて前向きに終わります。でもちょっと出来過ぎかな~。主人公の性格まで変わった感じがするものな。
    ちなみに私(と家内)、既にエンディングノートは書き終え、子供たちにも披露済み。毎年、年の初めに見直し、必要なら修正しています。

  • *後悔せずに死ねますか? 終活サロン――そこは、人生最後の駆け込み寺。『県庁の星』の著者が贈る、超高齢化時代に必読の¨エンディング¨小説!*

    「終活」と言うと、まだまだ先のこと、少し覚悟の要ること、手仕舞いの方法を具体化させること…と大層に構え過ぎるけれど、「人生の終わりを意識しつつ、残りの人生を見直していく活動」と考えると視点が変わるなあ。小説ですが、リアルな諸例を読んでいる感じ。

    そして、実際にこういうお仕事がもっと広がっていくと素敵だな、とも思う。人生の見直し応援隊、もしくは人生改革アドバイザーって呼び方、いいですね。
    時間は無限ではないし、人生の折々に見直しと修正を重ねていく大切さも教えてもらいました。

全54件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

一九六五年東京都生まれ。大妻女子大学卒業後、会社員、フリーライターを経て、二〇〇三年『死日記』で「作家への道!」優秀賞を受賞し、デビュー。著書に『県庁の星』『嫌な女』『ハタラクオトメ』『頼むから、ほっといてくれ』『残された人が編む物語』『息をつめて』など。

「2023年 『じゃない方の渡辺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

桂望実の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×