- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041119860
感想・レビュー・書評
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なんと、2日しか進んでいない。タイムリープものって難しい。でも悩まずに読めました。
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夏に読むべきだったかもしれない。四畳半に住む腐れ大学生のヘンテコ青春絵巻という感じで、良かった。解説を読み、原作がありそれを森見さんが小説に落とし込んだということで、もっと早く手をつければ良かったと後悔。原作があっても森見登美彦さんの作品だった。
ヘンテコでわちゃわちゃしていて、ちょっとほっこりする感じが癒された。 -
これまた軽快な文章とストーリー。
2時間ドラマか演劇かを観ているような感じ。
とても楽しませてもらいました❗️ -
面白かった!映画が楽しみ
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よかった〜〜
割と読みやすいタイプではあったかと。映画も見にいこう -
記録してなかった。映画鑑賞後再読。
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この雰囲気安心しかない面白さ。どこが何が好機を取り逃がさない場面か常に気になる作品。アニメ化も決まってるし楽しみ。
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※完全個人的な感想
森見登美彦は僕の人生に少なくない影響を与えた。
中学2年の頃だった。眠れない夜に1階に降りてテレビをつけると、奇抜な色合いの変なアニメがやっていた。なんだこれは、と衝撃を受けて魅入る。エンディングの「やくしまるえつこ」がやけに印象に残っていた。これが四畳半神話大系との出会いだった。だけどその時、深夜で頭もぼーっとしていたのだろう、どんなタイトルかも曜日も覚えてもいなかった。深夜アニメ事情に詳しくもなく、全てサザエさん的なノリで永遠と続いているもんだと思っていた。だからしばらくしてまた見たいと思って毎日夜更かししても同じアニメは見つけられなかった。ずっと歯痒く気になっていたが、当時携帯も持っておらず、調べる術すらなかった。
時は過ぎ、高校1年の時、本屋で同じ絵柄の本を見つけた。タイトルには「四畳半神話大系」と書いてある。アニメタイトルは覚えてなかったが、やけに四畳半を強調していたのは覚えており、これだ!!と来て即購入。世間を知らなかった高校生の僕は、この本の大学生活に強く憧れた。森見登美彦作品を読み漁り、長野から高速バスで京都も巡礼し、いつしか京都大学が志望大学となった。
森見登美彦と同じ農学部森林科学科を受験したが破れ、浪人できない僕は他の国立に進学した。受験番号が合格者一覧にないのを見た時、これを区切りに森見登美彦作品を読むのは封印しよう、と心の中で決めた。
それから酸いも甘いもある学生生活を4年と2年経て、今は社会人2年目となった。その間、心の中の誓いは破っていない。
そしめ最近、本屋で懐かしい絵柄の本に出会った。それが、この四畳半タイムマシンブルースである。ホントは他の本が目的だったけど、懐かしさも手伝い、つい手に取ってしまった。
本は薄く、一瞬で読んでしまった。なんたる不毛。四畳半神話大系ともリンクしており、高校のあの頃を思い出して、懐かしさを感じていた。だけど、四畳半神話大系とは決定的に違うナニカも感じる。ストーリーや表現が精錬されて不毛さがややわざとらしくなった気がしたが、それ以上に、自分が変わった事が分かった。
本を読んで受ける印象はそのまま自分自身を反映している。高校の時は森見登美彦作品を読んでまだ見ぬ未来を想像していたが、今は過ぎ去った学生生活を想起させる。少し寂しい気持ちにもなったけど、何だか昔の自分に出会ってるような気持ちにすらなった。
もう自然に、森見登美彦作品を読めるようになった事に、この本のおかげでようやく気が付けました。 -
ずっとニヤニヤしながら読んでましたよ。
変人奇人しか出てこない物語。
読後感はほっこりと清々しかったです。