四畳半タイムマシンブルース (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041119860

感想・レビュー・書評

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  • なんと、2日しか進んでいない。タイムリープものって難しい。でも悩まずに読めました。

  • 夏に読むべきだったかもしれない。四畳半に住む腐れ大学生のヘンテコ青春絵巻という感じで、良かった。解説を読み、原作がありそれを森見さんが小説に落とし込んだということで、もっと早く手をつければ良かったと後悔。原作があっても森見登美彦さんの作品だった。
    ヘンテコでわちゃわちゃしていて、ちょっとほっこりする感じが癒された。

  • これ、劇団ヨーロッパ企画の上田誠さん原案の『サマータイムマシン・ブルース』という舞台(のちに映画)の作品を、作家・森見登美彦が自身の作品『四畳半神話大系』の世界に落とし込んだコラボ作品です。
    多分アニメの『四畳半神話大系』の脚本を上田さんが担当したっていう縁もあったのではないかと思います。

    で、札幌市の図書館では著者名が上田誠になってまして検索でひっかかりにくいのですが、予約して3か月待ちでしたわ。
    私はどちらも好きなので首を長くして3ヶ月待ちましたが、映画版の『サマータイムマシン・ブルース』をもう一度みたいというのが読んだ感想です。
    この映画、家族それぞれと一緒に観て、もちろん一人でも観ているので5回は観てるんだけど、また観たい。
    そのくらいこの映画が好きって再確認しました。

    もちろん『四畳半神話大系』も面白く読んだし、この作品がつまらないわけではないのだけど、タイムマシンなんて出てこなくてもぶっ飛んだことしかしない人たちですから、特に道具立ての必要はないかな、と。
    でも『四畳半神話大系』の小ネタで伏線を回収する辺りが手練れよのう、とは思いました。
    先にこっちを読んでいたらまた感想が違ったかもしれません。

  • これまた軽快な文章とストーリー。
    2時間ドラマか演劇かを観ているような感じ。
    とても楽しませてもらいました❗️

  • 面白かった!映画が楽しみ

  • よかった〜〜
    割と読みやすいタイプではあったかと。映画も見にいこう

  • 記録してなかった。映画鑑賞後再読。

  • この雰囲気安心しかない面白さ。どこが何が好機を取り逃がさない場面か常に気になる作品。アニメ化も決まってるし楽しみ。

  • ※完全個人的な感想

    森見登美彦は僕の人生に少なくない影響を与えた。

    中学2年の頃だった。眠れない夜に1階に降りてテレビをつけると、奇抜な色合いの変なアニメがやっていた。なんだこれは、と衝撃を受けて魅入る。エンディングの「やくしまるえつこ」がやけに印象に残っていた。これが四畳半神話大系との出会いだった。だけどその時、深夜で頭もぼーっとしていたのだろう、どんなタイトルかも曜日も覚えてもいなかった。深夜アニメ事情に詳しくもなく、全てサザエさん的なノリで永遠と続いているもんだと思っていた。だからしばらくしてまた見たいと思って毎日夜更かししても同じアニメは見つけられなかった。ずっと歯痒く気になっていたが、当時携帯も持っておらず、調べる術すらなかった。

    時は過ぎ、高校1年の時、本屋で同じ絵柄の本を見つけた。タイトルには「四畳半神話大系」と書いてある。アニメタイトルは覚えてなかったが、やけに四畳半を強調していたのは覚えており、これだ!!と来て即購入。世間を知らなかった高校生の僕は、この本の大学生活に強く憧れた。森見登美彦作品を読み漁り、長野から高速バスで京都も巡礼し、いつしか京都大学が志望大学となった。

    森見登美彦と同じ農学部森林科学科を受験したが破れ、浪人できない僕は他の国立に進学した。受験番号が合格者一覧にないのを見た時、これを区切りに森見登美彦作品を読むのは封印しよう、と心の中で決めた。

    それから酸いも甘いもある学生生活を4年と2年経て、今は社会人2年目となった。その間、心の中の誓いは破っていない。

    そしめ最近、本屋で懐かしい絵柄の本に出会った。それが、この四畳半タイムマシンブルースである。ホントは他の本が目的だったけど、懐かしさも手伝い、つい手に取ってしまった。

    本は薄く、一瞬で読んでしまった。なんたる不毛。四畳半神話大系ともリンクしており、高校のあの頃を思い出して、懐かしさを感じていた。だけど、四畳半神話大系とは決定的に違うナニカも感じる。ストーリーや表現が精錬されて不毛さがややわざとらしくなった気がしたが、それ以上に、自分が変わった事が分かった。

    本を読んで受ける印象はそのまま自分自身を反映している。高校の時は森見登美彦作品を読んでまだ見ぬ未来を想像していたが、今は過ぎ去った学生生活を想起させる。少し寂しい気持ちにもなったけど、何だか昔の自分に出会ってるような気持ちにすらなった。

    もう自然に、森見登美彦作品を読めるようになった事に、この本のおかげでようやく気が付けました。

  • ずっとニヤニヤしながら読んでましたよ。

    変人奇人しか出てこない物語。

    読後感はほっこりと清々しかったです。

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著者プロフィール

1979年、奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる。著書に『きつねのはなし』『有頂天家族』など。

「2022年 『四畳半タイムマシンブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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