四畳半タイムマシンブルース (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 4753
感想 : 242
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041119860

感想・レビュー・書評

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  • 四畳半神話大系より軽めの文体で取っつきやすい。クーラーのリモコンってしょうもないものをしょうもない学生がしょうもないことに巻き込まれて…
    おいっ主人公、楽しそうな学生生活じゃねぇかっ。不満なら代わってくれっ!(笑)

  • ドタバタSFラブコメ?!
    相変わらずうだつの上がらない大学生がドタバタしてます。
    それが微笑ましく、もどかしい!
    自ら事態をややこしくするメンバー達。
    面白い学生が集まるんです。
    この中にそっとメンバー入りしたい。

  • 森見登美彦作品にがっつりハマりつつある自分がいる。
    最初はあれほど読みづらいと思っていた文体がするすると受け入れられるのは僕が慣れてきたからか、或いは作風自体が読みやすい文章になってきているのか真相は謎。

    内容もシンプルで面白い。要するにタイムトラベルとドタバタ解決という流れだけど、シンプルにエアコンのリモコンというスケールの小ささが逆に面白さを引き立ててると思う。というか、リモコンのお通夜とは一体…?笑

    要所で四畳半神話大系の話が絡んでくるところも見所。

    そして何より好きなフレーズ。

    「成就した恋ほど語るに値しないものはない」

  • 四畳半メンバーのわちゃわちゃした雰囲気が「私」の古風な語りで相変わらず面白おかしく描かれています。
    映画『サマータイムマシン・ブルース』と『四畳半神話大系』が好きな私には十分すぎる夏の物語でした。
    大学生、夏の終わりにクーラーのよく効いた部屋で読みました。

  • 森見登美彦は個人的にめっちゃ当たりはずれの激しい作者だと思ってるんだけど、これは超超あたりで最高だった!
    バカな大学生書かせたら右に出るものはいないんじゃない?
    小津がすきなんだよね。
    クーラーのリモコンだけでこんなに話展開できる?
    地の文もめちゃくちゃ面白いしテンポいいし、久しぶりに一気に小説読み切った。ここ最近ずっと金田一耕助ばかり読んでたので、いい気分転換になりました。
    最後の終わり方がもうね、あーー!って感じ。
    こんな大学生の夏を過ごしたかった…。

  • 癖のある登場人物たちとタイムマシーンとクーラーのリモコン。
    甘酸っぱさもあり、面白さもある。

  • テンポよくサクサクと読めたおかげてあっという間に読了
    個性豊かな登場人物たちにまた会えてよかった
    春、夏、と来たので次は秋の物語も期待してます

  • 初、森見登美彦さんの本。
    四畳半神話大系を読みたくなりました。
    著者は歳が近いのかな?わちゃわちゃしてるんだけど、何だか懐かしさと愛おしさが。
    楽しかった。

  • おもしろい。
    さくさく読める。
    アニメ楽しみ!

  • エアコンのリモコンを求め、ヴィダルサスーンを求め、あのオモチロイメンバーが奇想天外な時間旅行です。森見作品の端々に登場する謎サークルに好奇心がそそられる私。今回も幕末軟弱者列伝という珍妙な映画タイトルにとても心が踊りました。森見さんは珍妙な何かしらを作る能力に長けていらっしゃる。

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著者プロフィール

1979年、奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる。著書に『きつねのはなし』『有頂天家族』など。

「2022年 『四畳半タイムマシンブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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